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2019年3月10日日曜日

「ダクシナー」と「寄付」の違い

最近、ただ「寄付」と言えば良い場面で、
わざわざ「ダクシナー」という言葉が間違って使われているのを目にします。

「ダクシナー」と「寄付」を混同して使うのは大変失礼です。

さらに、ヴェーダの知識の伝授における神聖さが損なわれてしまいます。

とにかく、
「ダクシナー」と「寄付」は全く別物、
ダクシナー ≠ 寄付
と覚えていてください。


いつだったか、言葉の無知により「彼女は寄付で教えています」といった
紹介文を書かれたことがあり、言葉の独り歩きの危険を感じました。

私は寄付をもらうために教えているのではありませんし、
ダクシナーをもらうために教えているのでもありません。
私は、ただただシンプルに、訊かれたから知っていることを教えているだけです。

ダクシナーを渡された場合、渡した人の学びが実を結ぶことを祈って受け取り、
皆さんのプンニャに還元されるようにという私の意志で、
そのダクシナーはほぼ全額寄付しています。

受け取ったダクシナーをどう使うかは、先生方それぞれで、
ダクシナーを渡した人が、使い道を指定したり、
使い道を知りたがったりするのは間違っていますが、

私個人の場合は、

ダルマに沿いやすい社会が実現するように、
ヴェーダーンタの勉強がしやすい環境が整うように、
という願いを込めて、ダクシナーを寄付に使い、

そういうことを知るのも皆さんにとって勉強になると思うので、
この場でこのように伝えています。



「ダクシナー」と「寄付」の違いを見てみますね。


他の多くの言葉にも言えることですが、
「ダクシナー」が何かを理解するだけでも、
ヴェーダの文化の深い理解が必要ですから、
「寄付」とか「お布施」といった一言で簡単に済ませてしまおうとするのではなく、
根気よく観察しながら、その意味を習得してみてください。


寄付(ドネーション)とは、


義務も責任もない相手に、自分に出来る限りのものを与えることです。

自分に義務や責任がある場合、例えば、
扶養義務のある家族にお金を渡す、買い物の支払い、請求書の支払いなどは、
寄付(ドネーション)とは言いません。
 
義務も責任も無いところに、自らわざわざ一歩踏み出して、
自分の身を切って与えるわけですから、
自由意志を使わなければ出来ることではありません。

人間が人間たるゆえんは、自由意志が使えることですから、
自由意志を正しく使うことはつまり、人間的な成長を遂げることです。

アシュラムの滞在費は全てドネーションで運営されています。
アシュラムには寄付(ドネーション)するものであり、
それはダクシナーと呼ぶものではありません。

チャリティー・ヨガなどのイベントで渡されるものも、
寄付(ドネーション)であり、それをダクシナーと呼ぶのは相応しくありません。

ダクシナーとは、

ヴェーダの儀式における重要なアイテムのひとつで、
ダクシナーをしない限り儀式は完結せず、結果は出ないとされます。

ホーマ、プージャーなどに限らず、
ヴェーダの知識の伝授も神聖な儀式とみなされます。
ゆえに、伝統を重視して、教えの後に先生にアーラティをすることもあります。

ヴェーダのチャンティングや意味を教えること、
そしてもちろん、ヴェーダーンタの知識を伝授することも、
「ヴェーダの知識の伝授」ですし、
ヴェーダーンガと呼ばれる、発声法、文法、ジョーティシュなどを含む
6つの知識体系も、ヴェーダの知識の理解に必要な教養として数えられます。


ちなみに、皆さんの大好きな「ヨガ」は、
ヴェーダでもヴェーダーンガでもありませんから、
ヨガの先生に渡すものに対して「ダクシナー」を使うのは??という気もしますが、
実際はどんな先生にでもお礼をするときにはダクシナーと言われているようです。


ダクシナーは賃金・給料でもありません。
ゆえに、「1クラスいくら」のように「先生を賃金で雇う」ような姿勢になるのは、
とっても危険です。

ダクシナーは普通、教えの区切りがついたときや、
グルプールニマー などの特別な日など、節目節目に、
個人的に挨拶に行って手渡しします。

また、セーヴァーをすることで感謝と敬意を表すこともあります。

他の多くの言葉にも言えることですが、
「ダクシナー」が何かを理解するだけでも、
ヴェーダの文化の深い理解が必要ですから、
「寄付」とか「お布施」といった一言で簡単に済ませてしまおうとするのではなく、
根気よく観察しながら、その意味を習得してみてください。





2017年7月17日月曜日

ダクシナー、ダーナ、ビクシャー等の言葉の使い分け方

ダクシナー、ダーナ、ビクシャ―、
これらの言葉は、伝統文化の理解において重要なキーワードであり、
単に「参加費」「授業料」「お金を渡すこと」という言葉と置き換えて使えばよい、
というものではありません。

特にダクシナーは、知識の受け渡しという神聖な儀式を完成させるために、
儀式の最後に、知識を受け取った人が、知識を渡した人へ捧げる、
とても神聖な捧げものですから、参加費や寄付とごっちゃにしてはいけません。

ダクシナーとは何か、ダーナとは、ビクシャ―とは何か、
正しく理解することが、受け取った知識の正しい理解にも繋がるので、
理解が深められるよう、説明を試みてみますね。 


ダクシナー

 
・ プージャー、ホーマ等、お祈りの儀式をしてもらったとき、儀式をしてくれた祭司へ、
・ ヴェーダとそれに関する文献の教えを授かった時、先生へ、
儀式や教え(知識を讃える儀式)を完結させるために不可欠な要素のひとつがダクシナーです。
尊敬を表すための、象徴的・儀式的な行為です。 

祭司や先生など、伝統の知識を持っている人に敬意を持って渡すものであり、
代金・料金の支払い、賃金、チップではありません。
自分が雇い主のような態度や、お金をあげてやってる、
という風にならないように気を付けましょう。
 
ダクシナーを渡すタイミングは、お祈りの儀式をしてもらった時は、儀式の終わった後にプージャリ(祭司)さんに渡します。
一方で、それ以外の場合は、グルプールニマーなどの縁起の良い日や、挨拶に行った時、コース修了時など、何かの区切りや特別な機会に、ダクシナーを渡したいと希望する人が、ダクシナーをするのが一般的です。
「参加費」や「お月謝」ではありませんから、クラスごとや月毎に渡す必要は特にありません。(そうしてはいけない、ということもありませんので、結局はそれぞれの先生方のご意向や、生徒各自の考えで決めれば良いことです。)

教えを直接受けたことが無い先生でも、ナマスカーラをする(挨拶をして尊敬を表す)時には、花と果物と共に、ダクシナーも封筒に入れて用意して、お盆や籠に載せて捧げます。

「プージャリさんへのダクシナー」「スワミジへのダクシナー」「~先生へのダクシナー」 と、ダクシナーは、知識を持った特定の人に宛てられるものです。
アシュラムの運営費用は、寄付(ドネーション)によって成り立っていますが、「アシュラムにダクシナーをする」とは言いません。アシュラムに対してするものはドネーションです。
また、ダーナは「自分の義務の範囲の外へ一歩踏み出して与える」という態度ですが、
一方、ダクシナーは「儀式における必要な要素」です。
 
この勉強は、学ぶことを望む人が正しく敬虔な姿勢でアプローチすれば、誰にでも勉強する機会が与えられるべきものです。
経済的な理由で勉強できないということがあってはなりません。
くれぐれも、「ダクシナーが払えないから勉強出来ない」という勘違いの無いように願います。(実際私がインドで教えて来たブランマチャーリン達は殆ど皆一文無しです。)
日本での勉強会では、運営に使われる参加費・宿泊費などの設定は主催者の方々にお任せていますが、それらを主催者に支払うことが困難で、クラスにどうしても参加されたい方は、私に直接ご相談ください。

(ヴェーダーンタの勉強を理由にあまり仕事もしないでダラダラしている人を作りたくないので、大きな声では言いたく無いですが、)
ダクシナーは学びに必要な要素ですが、必ずしもお金という形である必要はありません。
セーヴァーをすることでも代用になります。
実際プージヤ・スワミジは、金銭的なダクシナーができなかった分、先生方へしっかりとセーヴァーをされたと仰っていました。
(先生方へのセーヴァーとは、先生の周りでファンクラブのようにただウロウロしていることではありません。スワミジの場合は機関誌の出版に関わる全てを始め、ヒンドゥー・ダルマに関わる様々なプロジェクトに献身的に努められていました。また、ダクシナーをしたからと言ってセーヴァーをしなくていいということでもありません。スワミジの生徒はとにかく皆さん、セーヴァーをガッツリされます。これがスワミジから受け継がれているヴェーダーンタの生徒としてのスピリッツです。)


ダーナ


自分が与える義務の無い人々に、一歩踏み出して与える行為。

家族を養ったり、社員に給料を与えたり、何かを得た対価を支払ったりするのは、
扶養義務、支払い義務を果たしているだけで、ダーナではありません。

サンスクリット一日一語にも詳しく説明しています。

しなくてもいいところをわざわざ意思を使ってするのがダーナなので、
その点で、ダクシナとダーナは違います。

文献で教えらている方法でダーナをする時は、
それはプンニャを得るための祈りの行為ですから、
儀式と同じように、もらってもらう相手、もらってもらうもの、場所や時間など、
全ては神聖なものであり、与える側の人は、敬虔な態度で臨みます。


ビクシャー


家庭を持っていない、勉強に専念している人、
つまり、サンニャーシンとヴェーダの学生(ブランマチャーリン)に対して、
勉強をし続けてもらうために、食事を提供することを、ビクシャ―と言います。

ビクシャーのスポンサーをすることを、アンナ・ダーナ(食べ物の分配)と言います。

ビクシャーを与えることが出来る、唯一の立場にいるのが、家庭人(グラハスタ)ですから、
キャンプの時など、家庭人でもビクシャ―を体験して食べることは出来ますが、
家庭人までビクシャーを当てに生きるようになると、文化的な社会が崩壊してしまいます。
という点は、スワミジがよく指摘していましたね。


ダーナ、ビクシャー、そして運営費など諸々、
これらを総称して、寄付ということも出来ますね。
 
お礼やプレゼントはそのままの呼称で良いでしょう。

いずれも、消費者から貢献者へという自己成長を後押しする、象徴的なステップです。

日本の寄付に対する感覚に関して一考


日本人の感覚では、寄付という行為は、
「お金を有り余らせている金持ちだけがするもの」
「庶民にはどうせ無理」のような、ちょっと悲しい認識があるようですが、
いつかドネーションをする為のお金があり余る日を待っていたら、
どんなにお金持ちになっても、自己成長するチャンスは一生来ないでしょう。

所得額が問題ではなく、人の為に一歩踏み出したかどうか、それだけです。
一文無しの生活をしている人でも、分け与えることを知っている人は世界中に多くいます。

余ったもの、要らないものをおすそ分けしているのは、不用品を処分しているだけで、
「与える時にはベストなものを」という精神とは違いますね。

自分がやっていると人のことも見えてきますが、
実際にダーナをしている人は皆総じて、
「やろう」と決めて、工面して実現されているものです。

経済状況がまずありき、ではありません。
所得の無いサンニャーシンやブランマチャーリンでも(こそ)ダクシナーやダーナの価値を知っていて実践しています。また、ダクシナーもダーナも、金品である必要はありません。
時間でも、能力や労力でも、自分に与えられているものは、全て誰かの役に立てるものです。
結局は、その人の価値観において優先順位がどうなっているか、だけです。


追記:
最近はダクシナーという言葉が普及してきたせいか、ただ受講料を設定したくない場合に「ダクシナ制」という言葉を使っているのかな?というケースを散見するようになりました。「ダクシナ制」という言葉が独り歩きして、その言葉を使う人の思考を停止しているなら、大切な言葉の濫用になってしまいます。
 
また、
私は寄付やダクシナーを得るために教えているのではありません。
頼まれたから親切で教えているだけですし、ダクシナーも伝統に従って受け取らなければならないので受け取っているだけです。
私個人の場合は、受け取ったダクシナーは基本的に全額寄付していますが、だからと言って、「どこかに寄付されたい方は私にダクシナーをしてください」という訳ではありません。(そうされると私の仕事が増えるだけなので。)
 

2022年2月23日水曜日

この勉強のあり方について

ダクシナー、ダーナ、ビクシャー等の言葉の使い分け方
https://medhamichika.blogspot.com/2017/07/dakshina-dana-bhikshaa.html

勉強会のお知らせによく張り付けされているこちらのページの文章を、所々加筆修正しました。 

今回加筆した中でも、特に以下の部分は、該当する人でなくても、この勉強のあり方として知っておいていただきたいので、こちらでもシェアしますね。 

ーーーーー

この勉強は、学ぶことを望む人が正しく敬虔な姿勢でアプローチすれば、誰にでも勉強する機会が与えられるべきものです。
経済的な理由で勉強できないということがあってはなりません。
くれぐれも、「ダクシナーが払えないから勉強出来ない」という勘違いの無いように願います。(実際私がインドで教えて来たブランマチャーリン達は殆ど皆一文無しです。)
日本での勉強会では、運営に使われる参加費・宿泊費などの設定は主催者の方々にお任せていますが、それらを主催者に支払うことが困難で、クラスにどうしても参加されたい方は、私に直接ご相談ください。

(ヴェーダーンタの勉強を理由にあまり仕事もしないでダラダラしている人を作りたくないので、大きな声では言いたく無いですが、)
ダクシナーは学びに必要な要素ですが、必ずしもお金という形である必要はありません。
セーヴァーをすることでも代用になります。
実際プージヤ・スワミジは、金銭的なダクシナーができなかった分、先生方へしっかりとセーヴァーをされたと仰っていました。
(先生方へのセーヴァーとは、先生の周りでファンクラブのようにただウロウロしていることではありません。スワミジの場合は機関誌の出版に関わる全てを始め、ヒンドゥー・ダルマに関わる様々なプロジェクトに献身的に努められていました。また、ダクシナーをしたからと言ってセーヴァーをしなくていいということでもありません。スワミジの生徒はとにかく皆さん、セーヴァーをガッツリされます。これがスワミジから受け継がれているヴェーダーンタの生徒としてのスピリッツです。)

2020年3月14日土曜日

リシケシでのヴェーダーンタ・リトリートのご報告

2020年2月26日~29日にリシケシで開催した日本語ヴェーダーンタを勉強するためのリトリートのご報告です。

キャンプ前日
日本人の旅行が難しくなっているご時世だったので、まずは皆さんの安全な旅路を願い、そして滞りないキャンプの進行を願って、海をひとっ飛びで超え、山を担いで空を飛ぶ百万力のハヌマーンジに、ヴァダのマーラーを捧げてお祈りしました。

今回のキャンプでは、クラスの準備を生徒さん達が進んでしてくれたことが印象的でした。
昨年のコース終了からそのままだった教室を、生徒さん達が集まって、机や椅子を全て移動させて、ゴザを全て天日干しし、床の水拭き掃除まで、進んでしてくれました。
クラスで使うテキストのコピーも、マーケットからさらに歩いて歩いて行くコピー屋さんまで行って、みんなの分を印刷して来てくれた方々もいました。
私がリシケシのこのアシュラムで勉強していた頃も、独りでそのようにしていたのが貴重な経験だったと常々思っていたので、今こうやって共に勉強する方々と自分の経験をシェア出来たのは、とても大きな意味のあることだと思っています。

キャンプ1日目
私たちの3年コースでプージヤスワミジとの完全な信頼からなる師弟関係を見せてくれたサークシャートクリターナンダスワミジが、今回のキャンプに日本から集まった私達のためにヴェーダンタのイントロダクションのクラスをしてくださいました。

今回のリシケシのキャンプで使用するテキストを、ヴィヴェーカチューダーマニ(विवेकचूडामणिः [vivekacūḍāmaṇiḥ])に決めたのは、キャンプの始まる1ヶ月ぐらい前でした。
人間の生を得ることがなぜ貴重なのか、人間の生をもってでしか得られないもの、つまり、人間として得るべきものは何か、というイントロダクションから始まり、ヴェーダーンタの学びに関する事項について、1シュローカ1トピックという形で紹介されているので、限られた期間で、様々なバックグラウンドを持った生徒に対応できると考え、個のテキストに決定しました。
ヴィヴェーカチューダーマニには600近くのシュローカが収められていますが、そこから108のシュローカをチェンナイのパラマールターナンダスワミジが選んでくださり、今回は私がサークシャートクリターナンダスワミジにアドヴァイスをもらって、さらにそこから50のシュローカを選び出しました。

外から通う人の事も考え短期間であることからも朝から夕方まで日に4クラス、さらに夜8時からはには質疑応答の時間。
今回は本質に関するとても良い質問が多くされました。トリビア的なことを聞かれるより、真実とは何かについて真剣に追求したい思いから出てくる質問を受けることは、とても嬉しいことです。

キャンプ2日目
今回ヴィヴェーカチューダーマニをテキストに選んで良かった、サークシャジにアドヴァイスを受けて良かった、ガンガーの畔で真実を知りたいと望む人々と一緒に日本語で勉強出来る環境を与えてくれて、プージャスワミジを始め、スワミジ達、リシ達、ありがとうございます。。!と思える日々です。
10年前までリシケシのアシュラムに住んでいましたが、その頃の冬は寒くて静かなものでしたが、今年は毎日バンダーラがされているのが印象的でした。バンダーラとは、サードゥ達を招待して食事をしてもらいダクシナー(尊敬を表すためのお金)を受け取ってもらうことです。
ヨガブームに押されて勉強の文化が廃れていくリシケシで、これはとても良い傾向だ思いました。
今回の滞在中に、日本の生徒さん達もバンダーラを主催されていて、それを見ているのはとても嬉しく誇らしくもありました。素晴らしいです。 
バンダーラの様子
ガンガーの畔でバンダーラが出来るのは、本当に素晴らしいことです。
キャンプ3日目
生徒さんたちが主催して、とても思い出に残る印象深い素晴らしいバンダーラが催されました。
生徒さんたち自ら進んで主催されているというのが、とても祝福に値する喜ばしいことだと嬉しく思っています。
きちんとサリーを着た生徒さんが、ひとりひとりにダクシナーを渡していく姿は、アンナプールナー女神の体現そのもので、神々しいものです。

ヴェーダンタの勉強に出会い、正しく続けていくには、とてつもないグレーズが必要ですから、ガンガーの近くでこのように聖典を学ぶ人々にアンナダーナ(食事の提供)をしてダクシナーをさせてもらえる機会は積極的に活用するべきです。

マハラシュトラから来たヴェーダンタサンスクリット及びインドの伝統音楽などを学んでいる若い学生達が集まり、毎晩キールタンをして食事をとる場所があります。
彼らの文献の学びに対するコミットメントからはインスピレーションを受けずにはいられません。

全ては与えられている。自分が与えているものはもちろん、与える機械に必要だったお膳立ての全ての人や状況、与えられるということ、与えたものをもらってくれる人、全ては与えられているということに気づくための場所がインドです。
全てを与えているのは何なのかそれを知ることが自分の幸せの追求とどう関わっているのか、全てを繋げて見せてくれるのが伝統的な正しい晴天の学びでありそれが細々でありながらも脈々とと受け継がれている場所がインドです。

キャンプ4日目
あっという間に最終日です。
サークシャートクリターナンダスワミジのところにみんなでご挨拶に伺いました。
キャンプになんとか参加したことなる生徒さん達が、ご挨拶に行くためのフルーツを始めキャンプの振興に必要な物を揃えてくれたり様々な取り計らいをしてくださったおかげでスムーズにキャンプを進めることができました。ありがたいことです。

最後のサットサンガでは、皆さんの一人一人の感想を発表していただきました。
今回の参加者は、1月と2月に南インドで開催したヴェーダーンタ・リトリートに参加された人も多かったため、まとまった時間で集中的に勉強することによって、ヴェーダーンタの主題についてクリアーになってきた、といった感じのコメントをいくつか聞けました。
また、クラスで聴いたことに対し「そうかな~」と疑問に思っていることについて、私が次のクラスで答えていくので、エスパーなのかとも思われていたみたいですが、人間の思考とは古今東西だいたい同じですし、疑問→答えの繰り返しという形で、それに応えていく過程がヴェーダーンタの文献を構成しているので、そんなもんです。

ヴェーダーンタは頭で分かっていても、経験がないと、実践がないと~?は往年のよくある疑問ですが、それに関するストレートな質問がされ、それにストレートに応える形でクラスを進められたのは、皆にとってとても実りのある学びだったと思っています。

2020年5月22日金曜日

特別クラス『サットヴァを高める生き方』6月6・7日(土日)

6月6・7日(土日)の週末は、名古屋でのクラスの代替となり、
特別クラスとして、オンラインにて、
『サットヴァを高める生き方』を勉強します。

①10:00~11:00
②11:30~12:30
③14:00~15:00
④15:00~15:30 質疑応答の時間

ZOOMのMeeting IDは、978-290-416
リンクは https://zoom.us/j/978290416 です。

教科書は必要ありません。
手ぶらで、他で聞いたり読んだりしたことは一旦脇に置いて、
既成概念や自分なりの理解や結論も脇に置いて、
真っ白な更地から、自分の理性・知的正直さだけを持って、
解説を聴くことに集中してみてください。


私の恩師が、ギーターの中で教えられているサットヴァについてのシュローカを、
まず教えていくようにと仰ってくれたことを思い出しながら、
今回のクラスでは、ギーターの教えの流れに沿って、
まずサットヴァとは何かについて学び、そして、
サットヴァを高める生き方の理解を深めて行きたいと思っています。


まず、14章から、サットヴァ・ラジャス・タマスという3つのグナについて学びます。
そして、17章と18章で教えられている、サットヴァ・ラジャス・タマスそれぞれの、価値観、食べ物、儀式、タパス、ダーナ(与えること)、手放すこと、知識、カルマ(行い)、行いの主体、理解、決意、幸福について学びます。
さらに、そこから繋がるヴァルナ(ブラーンマナ、クシャットリヤ、ヴァイシャ、シュードラ)についても正しく理解することに努めます。(大きな誤解が横行しているトピックでもあるため。)
そして最後に、「どのような立場であれ、サットヴァのグナを高めていくことが精神的成長であり、ひとそれぞれ、自分の与えられた立場で自分のするべきことをしていれば成功は得られる。」というバガヴァッドギーターの重要な教えで締めくくります。

昨年は新宿にて、バガヴァッドギーター17・18章から、サットヴァについて教えているシュローカのみを勉強しましたが、今回は、それをさらに拡大して理解を深めるクラスにしようと考えています。

クラスでは、このクラス用に用意した逐語日本語訳付きのギーターの原典を使用します。ZOOMの画面でシェアしながらクラスを進めるので、解説に集中してもらうためにも、手元に資料を置いておく必要はありません。
また、既成概念・自分哲学を持ち込んでしまうことを避けるためにも、市場に出回っているバガヴァッドギーターの日本語訳をクラスで参照するのはお控えください。
尚、このクラスの為の日本語訳が独り歩きすることを防ぐためにも、クラスで使う資料の配布はしないことにしました。

クラスの受講料についてのお問い合わせをよくいただきますが、
伝統に沿って、受講料などは設定していません。
ダクシナーを希望される方も、今は世界中大変な時ですから、
今度いつお会いできるか分かりませんし、ダクシナーの代りに、
助けが必要な人間・動植物へのセーヴァーを積極的にしてみてください。

また、インドのアシュラムや慈善団体への寄付もお勧めしております。
海外送金は手続きや手数料がそれなりにかかりますから、
どなたかまとめて送金されると良いと思います。

こちらも参考にしてください。
クラスについて
貢献活動について

クラスの準備としてシャンカラーチャーリヤのバーシヤ、スワミジのBGHS、そして3年コースでのバーシヤのノートを辿りながら、シュローカを選出して訳す作業はとても楽しいものでした。一区切りついて数えたら、選出したシュローカは55もありました。
オンラインのクラスで全てのシュローカの一言一句を見るのは難しいですが、また、インドでリトリートが出来るようになったら、原典をゆっくり勉強する機会も持ちたいと思います。そんな日が早く来るように、今は祈るしかないですね。。
श्रीगुरुभ्यो नमः ॥


2018年9月11日火曜日

2018年8月バリ・ウブドでのクラスのご報告

地上の楽園、ヒンドゥー教が生活の中心にある、インドネシアのバリ島。
ウブドは、バリ島の中心部にある山岳部の観光地です。

ウブドの典型的な景観

近年は開発が進んで景観が損なわれ、渋滞などで環境も損なわれているようですが、
私がお世話になっている、Prasanti B&B さんの近辺は、
まだまだウブドらしさがそのまま残っている、落ち着いたエリアです。

Prasanti B&B
ありがたいご縁に恵まれて、今年の3月と8月に、
こちらで勉強会をする運びとなりました。

主催してくださったオーナー夫人のあずささんが、
参加者全員が毎日快適に勉強出来るように、
細心のお気遣いを至る所にしてくださったおかげで、
10日間、皆と共に、とても充実した時間を過ごすことができました。
感謝が尽きません!!

お宅の敷地自体がお寺になっています。

私の大好きなお部屋のバルコニー

ほんと、いいところ。
 8月のお盆の前後に、5日間とお休み1日、そして4日間と、計9日間勉強をしました。



スケジュールは、お昼を挟んで2時間ずつ、つまり一日4時間。
午前がチャンティング&文法、午後がヴェーダーンタですが、
臨機応変にやっていました。

涼しい夜は、希望者が集まって、一時間ほど皆でチャンティングの練習。
ああ、いい日々。。


毎日楽しみだった、ヴェジタリアンのランチは、
ヴェジレストランの、プリマさんと、アラミさんから配達してもらっていました。
インドの伝統に沿って、有志の方からのスポンサーによる、
ビクシャーという形にしました。
食べる前にはもちろん、みんなでギーターの第15章をチャンティングします。


エーカーダシーの日は、こんなに!フルーツを用意していただきました。


一日4時間というゆったりとしたスケジュールの割には、
がっつり勉強できました。

最初の5日間は、ギーターの2章から抜粋で約20シュローカを、
後の4日間では、ギーターの15章のシュローカ全てを、
以下のように文法的に分解しながら、一語一語の解釈を進めました。


もちろん、シャンカラのバーシャに沿って、授業を進めます。
当たり前ですが、10年前と比べて、バーシャの理解が深まったことを実感する機会でもありました。
シャンカラのバーシャは、何度読んでも、読むたびに理解が深まり、楽しくなります。



最後の日は特別なアレンジメントをしていただきました。
いくつものお花のお供えと、いい香りのする聖水とお花の入ったグラスが、
朝から祭壇に設けられていました。


一日分の教えが聖水に吸収され、最後に皆の頭上に振りかけられます。
この辺りも、インドのヒンドゥーの習わしに共通しています。







こんな素敵な場所で、いろんな方々と一緒にいっぱい勉強出来て感動。
バリの文化と人々が大好きです。また来たい!



バリにも、ダクシナーという考えがあります。

ヴェーダーンタやサンスクリットの勉強は、
デーヴァター達、ご先祖様達、人間達、動植物達からの、
同意とブレッシングがなければ、安泰に実現しませんから、
集まったダクシナーは、バリの神々や人間、動植物の役に立ち、
喜んでいただけるよう、使っていただくことにしました。


これからも、バリの伝統文化が安泰に続き、
ヴェーダーンタとサンスクリット語の勉強も続けられ、
文化的な繁栄が続きますように!!

ॐ तत् सत् !








2019年8月21日水曜日

2020年1月&2月インド日本語リトリートのお知らせ

今回は、プージャ・スワミジのアシュラム(リシケシ)、グルクラム(アナイカッティ)、生誕地(マンジャクッディ)の3つの縁の深いヴェーダーンタの聖地にて、日本語のヴェーダーンタ・リトリートを開催します。


リトリートの開催される施設は3か所とも、朝一番から就寝まで、インドの伝統的な生活をしながら、ヴェーダーンタの学びに集中できるように考えて造られた場所です。

アシュラムやグルクラムで見られる光景は、全てこのヴェーダーンタの学びに繋がっています。是非、実際にここに来て体験してみてください。


① 2020年1月11日~15日 アナイカッティのグルクラムにて5日間リトリート
テキスト: ギーター13章7~11節(Value of Values)
11月15日はポンガルなので、アーディッティヤ・リダヤのチャンティングの練習も毎日します。(指導をアンマジ達にお願いしようと思っています。)
申し込みフォーム: https://docs.google.com/forms/d/1DQ23K7ALWHua4jT1A9qQrTofCMm0VbH8LUb356_S9tM/


② 2020年2月4日~13日 アナイカッティのグルクラムにて10日間リトリート
テキスト: ギーター12章
申し込みフォーム: https://docs.google.com/forms/d/1SIMf1dkdaE4OnnwZCODMSttPwNyjPKnasJt7XPLJz2M/

14日移動 ゴーシャーラーを訪問
アナイカッティとマンジャクディの両方のリトリートに参加される方は、リトリート間の車の移動を一緒に手配します。

③ 2020年2月15日~18日 マンジャクディにて4日間リトリート
テキスト: ダヤーナンダ・パンチャカム
申し込みフォーム: 上記のアナイカッティの10日間リトリートのフォームと共通です。

2月21日 マハーシヴラートリー

④ 2020年2月26日~29日 リシケーシにて4日間リトリート
ヴェーダーンタ入門(ギーターとウパニシャッドから引用)
申し込みフォーム: https://docs.google.com/forms/d/1n5Q7qEE0rOfjWviBu3SuQQDqjz2GyzmldjmNy_VyYPc/


テキストについて
Deepaaraadhanaa(現地で購入できます)
ギーターのクラスの場合は、ギーターの本


交通について

  • アナイカッティのグルクラムへは、コインバトール(Coimbatore, CBE)が最寄りの空港・駅です。
  • マンジャクディの最寄りの空港は、ティルチパッリ(Tiruchirapalli, TRZ)です。
  • リシケシの最寄りの空港は、デラドゥン(Dehradun, DED)です。
いずれのリトリートも、リトリート開始前日の夕方までに到着し、リトリート終了の次の日に出発するように、各自交通の手配をしてください。
前々日以前の到着はご遠慮ください。飛行機や電車が夜中に到着する場合は、前々日の到着でも大丈夫です。

希望される方には、タクシーを手配しますので、早めに便名と到着予定時刻をお知らせください。


毎日のスケジュール(予定)
全てに参加できる方のみ、お申込みください。
5時頃~7時 テンプルでのプージャー
8時 朝食
9時~10時 ヴェーダーンタのクラス
10時15分~11時 サンスクリット語のクラス
チャイ休憩
11時半~12時半 チャンティングのクラス
12時45分~ 昼食
14時頃~ セーヴァー(グルクラムでの作業のお手伝い)
16時~17時15分 ヴェーダーンタのクラス
17時半~19時 テンプルでのプージャー
19時半~ 夕食
20時~21時 サットサンガ


注意事項:

いずれの施設も、ヴェーダーンタの勉強をするための神聖な場所です。お酒、たばこ、その他の薬物、肉や魚やそのエキス・卵の入った食品は絶対に持ち込まないで下さい。お菓子などを持ち込む場合は、原材料まで全て慎重にチェックするように心がけてください。

また、人はもちろん、共存する動植物を傷つける行為は避けましょう。南インドの伝統文化を重んじた、グルクラムで気持ちよく過ごすためのエチケットは参加のしおりに掲載します。

現地集合となりますので、渡航とビザのご準備は各自でお願いいたします。

このリトリートはツアー旅行ではなく、収益を目的としたものではありません。関わる人全ての厚意によって成り立っています。

いずれの施設も、みなさんの寄付(ドネーション)のみで運営し、教えの継承を保つ場所を提供しています。ゆえに、ドネーションはただ単に宿泊代と食事代を払う、という感覚ではなく、教えの継承に貢献するというとても大事な行為です。きちんと理解したうえで、ご自身が可能な額を直接グルクラムにお納めください。その他、お寺やビークシャ(勉強をする人たちの食事を賄う)の機会もあるので、貢献したい方はどんどん機会を活用して下さい。段取りのサポートは致します。
クラスをしていただいた先生へのお礼はダクシナーとして、クラスの最後にお花や感謝の言葉と共に手渡しする習慣です。



参考情報:

アシュラム滞在の心得

「ダクシナー」と「寄付」の違い 


アナイカッティのグルクラムについて


Arsha Vidya Gurukulamはヴェーダーンタとサンスクリット語の教えが伝統的に継承されるために、先生と生徒が一緒に生活し勉強をする場として、Swami Dayananda Sarasvati ji によって1990年に設立されました。

コインバトールから車で約1時間はなれた大自然の中にあり、野生の象や孔雀と共存しています。広い敷地内には、講義をする場所の他に、食堂、宿泊施設、2つのお寺、図書館、牛小屋などがあります。

Swami Dayananda Sarasvati ji がマハーサマーディをえられた現在でも、他の先生方によってヴェーダーンタのクラスが行われています。
http://www.arshavidya.in


マンジャクディのスタディーセンターについて

Swami Dayananda Ji の生誕地であり、現在はAIM for SEVAの拠点となっています。


リシケシのアシュラムについて

Swami Dayananda Ashramは、聖なるガンガーのほとりにあり、スワミジが70年代からヴェーダーンタの教えを多くの人に教え継いできた特別な場所です。

2019年1月15日火曜日

本当の幸せへのパラダイムシフト 3月24日(日)名古屋市内

消費すること、
人から認証を得ること、
人間の幸せって、これだけなの?

既存の「幸せ」の意味に、行き詰まりを感じているのは、
それが「安心・安全・快適・快楽の追求」以上のものではないからです。
それらを包括し、さらにその先にある、より大きなヴィジョンが必要です。
 
これ以上、より多くを生産・消費しても、
幸せが増えないことは目に見えているけど、
それを止められる価値観が見つからない。

環境資源が行き詰まり、国・企業・個人のモラルも行き詰まっているのも、
既存の価値観が行き詰まっているからです。

既存の価値観の衝突を解消する、より大きな価値観が必要です。

インド悠久の智慧は、あらゆる時代・国・民族に関わらず普遍的な、
人間として根本的な「本当の幸せの意味」を解き明かしてくれます。
それは、既存の狭義な「幸せの意味」 からのパラダイムシフトを起こすものです。

「本当の幸せの意味」が明らかになれば、
その追求に必要な価値観に、本当の価値を見出すことが出来ます。
本当の幸せへ繋がる価値観への価値が明確になれば、価値観の衝突は解消されます。

◆内容
幸せの探求における、視点のシフト
経験の対象物と主体 
結局自分が自分をどう見ているか
完全に自己受容できる自分を見つける。
消費者から貢献者への進化
誰にでもできる、この世界の全てに感謝し貢献するための日課:
パンチャ・マハー・ヤッグニャ
バガヴァッド・ギーターが教える精神的成長のあり方と方法

◆開催日
2019年3月24日(日)
◆会場
名古屋市内(申し込み後にお知らせします。)
◆時間割(仮)
9:30~10:45 クラス1
11:15~12:30 クラス2
12:30~13:30 昼食(ピュア・ベジのビクシャー)
13:30~14:45 クラス3
14:45~15:30 質疑応答

◆クラス参加費
・会場運営費
・昼食は、ピュア・ベジの食事のビクシャーとなります。
ビクシャーとは、勉強する人に対して、希望者が食事(食費)を提供(スポンサー)することです。スポンサーにご協力いただける方は受付時にお知らせください。ご協力いただける方には会場にてお名前を掲示致します。
・先生へのお礼(ダクシナー)を希望する人は、クラスの最後に直接講師へお渡しください。

◆注意事項
アヒムサー(非暴力)の価値観に沿って、ベジタリアンであることが推奨されます。
会場への乳製品を除く動物性食品(動物性エキスも含む)のお持ち込みはご遠慮ください。食品を持ち込む際は必ず、原材料まで確認するようにお願いします。

◆申し込み方法
こちらのフォームからお申し込みください。


2019年8月15日木曜日

9月22(日)23(祝)名古屋でのヴェーダーンタ講義のお知らせ

ナマステ、

久しぶりの名古屋でのヴェーダーンタの講義です。

学生さんやバリバリ働いている人、
そして、ひきこもっている人やその家族にも、人間なら誰でも、
 ダルマやモークシャについて聴いて考える機会を、
日本でももっと持ってもらいたいな、と思っていますので、誰でもWelcomeです。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。。

なぜ生きているのか?
勉強や仕事や結婚は何のためにあるのか?
「したいこと」も特になく「自分らしさ」が好きになれなければ生きている意味は無いの?
自分が自分をどのように知っているとき、完全に「自己肯定・自己受容」できるのか?

心のあり方を知り、心の成長に価値を見つけ、
人生の意味について考える姿勢を養うことは、
社会に出る前の若いうちから教えてもらっていた方がいいので、若い人達にも広くヴェーダ・ヴェーダーンタを聴いてもらえる社会になればいいな、と常日頃感じています。。

★内容

バガヴァッド・ギーターとウパニシャッドからマントラを引用しながら、
ヴェーダの主題である「ダルマ」と「モークシャ」の意味を展開していきます。

インドの聖典ヴェーダは、「昔のインド人の為のもの」だけではなく、
時代や土地、民族、宗教に関係なく、全ての人に普遍的な「人間の幸せ」について教えています。

ゆえに、インドに興味のある方だけではなく、
人間なら、国籍や性別、職業、年齢に関係なく、誰でもお越しください。

「生きる意味」「自分らしく生きる」「自己肯定・自己受容」
といった、今の日本を生きる中で、きちんと問い詰める必要があるのに、

ボンヤリしがちなキーワードを切り口として、
バガヴァッド・ギーターとウパニシャッドに集約されている、
人生の生き方とその意味について見ていきます。


以下の要綱をよく読んでから申し込みください。

★開催日
2019年9月22日(日)9:30~17:00
2019年9月23日(祝) 9:30~12:30(お昼までです)

★会場 名古屋市内 地下鉄一社駅から徒歩圏内
(個人宅なので住所は申し込みされてからお知らせします)



★時間割
2019年9月22日(日)
 9:30~10:45 クラス1
11:15~12:30 クラス2
12:30~13:45 昼食(ピュア・ベジのビクシャー)
13:45~15:00 クラス3
15:30~17:00 クラス4、質疑応答


2019年9月23日(祝)
 9:30~10:45 クラス1
11:15~12:30 クラス2、質疑応答
12:30~13:45 昼食(ピュア・ベジのビクシャー)
終了


★クラス参加費

・会場運営費 1000円を運営の方にお渡しください。

・昼食は、ピュア・ベジの食事のビクシャーとなります。
ビクシャーとは、勉強する人に対して、希望者が食事(食費)を提供(スポンサー)することです。スポンサーにご協力いただける方は受付時にお知らせください。ご協力いただける方には会場にてお名前を掲示致します。

・受講料などは設定していません。
受けた教えに対するお礼(ダクシナー)を希望する人は、クラスの最後に直接講師へお渡しください。

★注意事項
アヒムサー(非暴力)の価値観に沿って、ベジタリアンであることが推奨されます。
会場への乳製品を除く動物性食品(動物性エキスも含む)のお持ち込みはご遠慮ください。食品を持ち込む際は必ず、原材料まで確認するようにお願いします。

★申し込み方法
こちらのフォームからお申し込みください。




2022年6月21日火曜日

ダクシナームールティ・ウパニシャッドからの一節

先日のスワミジの本(Talks & Essays One)のダクシナームールティの項で引用されていた、ダクシナームールティ・ウパニシャッドからの一節:

शेमुषी दक्षिणा प्रोक्ता सा यस्याभीक्षणे मुखम्। दक्षिणाभिमुखः प्रोक्तः शिवोऽसौ ब्रह्मवादिभिः ॥
śemuṣī dakṣiṇā proktā sā yasyābhīkṣaṇe mukham|
dakṣiṇābhimukhaḥ proktaḥ śivo'sau brahmavādibhiḥ ||
The word दक्षिणा means the enlightened mind. That is the eye for directly perceiving the Lord and therefore Lord शिव is called दक्षिणामूर्ति by the expounders of brahman.
知性(शेमुषी)はダクシナー(दक्षिणा)と呼ばれます(प्रोक्ता)。
それは(सा)その(シヴァ)を(यस्य)知ることにおいての(अभीक्षणे)手段です(मुखम्)。
その(असौ)シヴァ(शिवः)は、「दक्षिणाभिमुखः(それを見る手段は知性であるもの)」と、
全ての本質を教える人々によって(ब्रह्मवादिभिः)呼ばれます(प्रोक्तः)。
この「शेमुषी [śemuṣī]」という言葉は、「बुद्धि [buddhi]」という意味です。
どうしてこの言葉が知性を表すのでしょうか?成り立ちを見ていきましょう。
कल्पद्रुमという梵梵辞書の説明に沿って展開していきますね。
शेते इति शेः मोहः, शि + विच्, तं मुष्णाति इति, मुष स्तेये + मूलविभुजादित्वात् कः, गौरादित्वात् ङीष् इत्यमरटीका
 
शे [śe ]というのは、「寝る」という意味の शीङ् [śīṅ] という動詞の原形から来ています。
その主体として「寝てる者」、それは「無知・混乱」を表しています。
मुष् [muṣ] は「盗む」という意味の動詞の原形。
無知と混乱を「盗む者」として、शेमुष [śemuṣa] という言葉が造られ、
知性を表すことから、女性形の ई [ī] という接尾辞が付加されて、
最終的に「शेमुषी [śemuṣī]」という言葉が出来上がります。

辞書を見ていると、さらに「शेमुषीमुष् [śemuṣīmuṣ]」という言葉もあり、
直訳すると、「無知を盗む者を盗む者=混乱」ということになります。

शी + विच्    3.2.75 अन्येभ्योऽपि दृश्यन्ते । ~ विच्
शे                7.3.84 सार्वधातुकार्धधातुकयोः । ~ गुणः

शे अम् + मुष् + क    (वा. in 3.2.5) मूलविभुजादिभ्यः उपसङ्ख्यानम् ।

शेमुष + ङीष्       4.1.41 षिद्-गौरादिभ्यश्च । ~ ङीष्
शेमुष् + ई            6.4.148 यस्येति च ।

 
 

 
 

2018年8月27日月曜日

11月リシケシ サンスクリットのチャンティング&ヴェーダーンタのクラス


2018年10月末~11月12日まで、
リシケシのシュリー・ダヤーナンダ・アシュラムに居ます。

お世話になったリシケシへ、恩返しして行きたい。
という気持ちの表現の一環として、
リシケシにてクラスを開催して、
集まったダクシナーを、リシケシの子ども達に役立てれば、
という思いを投げかけたところ、
日本食ベジレストラン「おかえり」のオーナーみちこさんが、
すぐに賛同してくださり、めでたくクラスの開催が即決しました。

2018年11月1日(木)午後2時~4時
場所: サン・セーヴァ・アシュラム(Shree Sant Seva Ashram)
ラクシュマンジュラのCoffee Dayの向かい

2018年11月6日(火)午後1時半~3時半くらい
場所: おかえり

2018年11月11日(日)午後2時~4時
場所: ラジェンドラ・ヨガセンター(Rajendra Yoga Center)
タポヴァンのおかえりの近く

・サンスクリット語の祈りのチャンティング チャンティングの意味の説明から、
インド伝統文化の全ての根底を成す、
ヴェーダーンタのヴィジョンを紐解いていきます。
テキストは『祈りの理論&サンスクリット語の祈りのことば』を使用します。
日本のアマゾンで入手しておいてください。
入手不可能な方は事前にお知らせ下さい。


「何か」を求め、リシケシにまで来たけど、
ヨガのクラスばっかりだし、何をどこから始めていいのやら、
そもそも私は「何」を求めているのか?

と感じている人も、感じていない人も、皆んなWelcomeです。


シヴァの頭から湧き出す、
クリスタル・クリアーな水を湛える
ガンガー・マー(母)の恩恵が、
私たちのブッディ(知性)に流れ続けますように。。


2018年7月20日金曜日

広島の大雨災害への募金

広島の勉強会の主催をしていただいているAkikoさんと相談し、
今週末の大阪と広島での勉強会で集まったダクシナーは全額、
広島の大雨災害の募金にすることにしました。

私たちの行うこと全てが、
3つのシャーンティへとつながる祈りとなりますように。

3つのシャーンティとは、
1.आध्यात्मिका [ādhyātmikā
]
自分の身体や心に起因する障害がないこと
2.आधिभौतिका [ādhibhautikā]

他の生き物に起因する障害のないこと
3.आधिदैविका [ādhidaivikā]
自然災害に起因する障害のないこと
 でしたね。

ॐ शान्तिः शान्तिः शान्तिः । om̐ śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ |

2018年1月3日水曜日

新年明けましておめでとうございます。

ナマステ、

新年明けましておめでとうございます。

昨年は、大阪の悟さん、朝霧の文恵さん、垂水ティケティケの公子さん、米子の寿子さん、飯能の志乃さん、そして大泉学園の千枝さんとのご縁で、充実した勉強の時間を過ごすことが出来ました。

このように日本各地で教えるのは初めての経験だったのですが、皆さんの知りたいという気持ちを目の前にして、プージヤ・スワミジを始めとするグル・パランパラー(教えの伝統)の有難さをより深く感じられた、私自身の学びが深まる機会でした。

今回集まったダクシナは、お世話になったアナイカッティのグルクラムで現在行われている、ダクシナー・ムールティ寺院を始めとする、全ての寺院の修復工事の費用として寄付させていただきます。

2月にインドに行き、4月にはまた日本に戻って来て、次にインドで落ち着くまでは、日本を拠点として、自分の勉強と、人の為になる活動を進めて行こうと思っています。
具体的には、平日はZoomで教えながら勉強を続け、隔週末にはチャリティー勉強会(仮)を企画しておりますし、お声が掛かれば、インドや日本各地で、数日間~1ヶ月間のキャンプをするのもいいな、と思っています。

また後ほど、今後の計画についてアップデート情報を共有しますね。

2018年も実り多き年となりますよう、皆さまのご健勝とご清祥をお祈り申し上げております。
सर्वे भवन्तु सुखिनः । सर्वे सन्तु निरामयाः । सर्वे भद्राणि पश्यन्तु । मा कश्चिद् दुःखभाग् भवेत् ॥

祈りを込めて。。

Medha Chaitanya


2019年3月21日木曜日

ヴェーダーンタ・リトリート2019夏(5日間・7月26日~30日)


2019年7月26日~30日の5日間、
南インドのコインバトール市近郊にあるアナイカッティのグルクラムにて、
ヴェーダーンタ・リトリートをする予定です。
今回は、パンチャダシー10章のナータカ・ディーパを勉強します。
また、サットサンガでは、バジャ・ゴーヴィンダを勉強します。

最初にアーチャーリアジから講義のブレッシングをいただき、
アンマジ達からは、チャンティングのクラスをしてもらう予定です。
また、勉強に必要なサンスクリット語のクラスもあります。

ダクシナームールティテンプルでの毎日朝夕のお祈りや、
テンプルでのアクティヴィティにも参加します。

早めに人数を把握したいので、以下の説明をよく読んで、
早めのお申し込みをよろしくお願いします。
申し込みフォームはこちら。

インドのグルクラムに来てみないと体験できないことはたくさんあります。
5日間の短い期間なので、忙しい毎日から一旦リトリート(休戦)してみて、ヴェーダーンタの智慧を通して、人生の意味を考える機会としてみてください。

パンチャダシー10章 ナータカ・ディーパ


ナータカとは舞踊、もしくはダンサーのこと。
様々な感情を表現する踊り子が、マインドに例えられています。
そして、ディーパとは、全てを黙々と照らし出すランプのこと。

パンチャダシーは、その名の通り、15の章から構成されるテキストです。
パンチャダシーの理解には、ウパニシャッドの言葉の引用が多く必要となることから、
難しいテキストだと捉えらることが多いですが、
ナータカ・ディーパと呼ばれる第10章は、
26のシュローカから成る小さめの章で、
例えも分かり易く、プージヤスワミジもよく言及されていました。


バジャ・ゴーヴィンダ


シャンカラーチャーリヤとその弟子によって書かれたシュローカを集めた、
とても有名な作品です。
特に、नहि नहि रक्षति डुकृञ् करणेの部分は有名ですが、
ヴェーダーンタの理解が無いゆえに、間違った解釈が流布されています。
サットサンガの時間に勉強する予定です。



交通について

7月25日の夜にはオリエンテーションをしたいので、
夜中の便で到着される場合は24日、午前の便で到着される場合は25日に、
コインバトールの空港もしくは鉄道駅に到着するようにチケットをアレンジしてください。タクシーはこちらでアレンジします。
帰りは、7月31日出発の予定を組んでください。

毎日のスケジュール(予定)
全てに参加できる方のみ、お申込みください。
5時頃~7時 テンプルでのプージャー
8時 朝食
9時~10時 ヴェーダーンタのクラス
10時15分~11時 サンスクリット語のクラス
チャイ休憩
11時半~12時半 チャンティングのクラス
12時45分~ 昼食
14時頃~ セーヴァー(グルクラムでの作業のお手伝い)
16時~17時15分 ヴェーダーンタのクラス
17時半~19時 テンプルでのプージャー
19時半~ 夕食
20時~21時 サットサンガ


注意事項:
Gurukulamはヴェーダーンタの勉強をするための神聖な場所です。お酒、たばこ、その他の薬物、肉や魚やそのエキス・卵の入った食品は絶対に持ち込まないで下さい。
また、人はもちろん、共存する動植物を傷つける行為は避けましょう。南インドの伝統文化を重んじた、グルクラムで気持ちよく過ごすためのエチケットは参加のしおりに掲載します。

このキャンプはツアー旅行ではなく、参加費用などを取り収益を目的としたものではありません。

現地集合となりますので、渡航とビザのご準備は各自でお願いいたします。空港または電車等の交通手段のご質問がありましたらご連絡下さい。また、空港、駅からのタクシーはグルクラムに手配をしてもらうので、チケットを取り次第、詳細をお伝えください。現地の交通機関やタクシーを使うことはトラブルの原因となりグルクラムに迷惑をかけることもあるので、避けてください。

グルクラムでのお部屋
グルクラムでの宿泊費用はドネーション(寄付)制です。グルクラムはみなさんの寄付のみで運営=教えの継承を保つ場所を提供しています。ですので、ドネーションはただ単に宿泊代と食事代を払う、という感覚ではなく、教えの継承に貢献するというとても大事な行為です。きちんと理解したうえで、ご自身が可能な額を直接グルクラムにお納めください。その他、お寺やビークシャ(勉強をする人たちの食事を賄う)の機会もあるので、貢献したい方はどんどん機会を活用して下さい。段取りのサポートは致します。

クラスをしていただいた先生へのお礼はダクシナーとして手渡しする習慣です。


グルクラムには浄水器があります。
毎日新鮮なピュア・ベジタリアンの食事が提供されます。
くれぐれも、グルクラム内にノンベジ(肉・魚介類・卵・出汁などのエキスを含むもの)は、絶対に持ち込まないようお願いします。
お菓子などを持ち込む場合は、原材料まで全て慎重にチェックするように心がけてください。
​
Arsha Vidya Gurukulamはヴェーダーンタとサンスクリット語の教えが伝統的に継承されるために、先生と生徒が一緒に生活し勉強をする場として、Swami Dayananda Sarasvati ji によって1990年に設立されました。

コインバトールから車で約1時間はなれた大自然の中にあり、野生の象や孔雀と共存しています。広い敷地内には、講義をする場所の他に、食堂、宿泊施設、2つのお寺、図書館、牛小屋などがあります。

Swami Dayananda Sarasvati ji がマハーサマーディをえられた現在でも、他の先生方によってヴェーダーンタのクラスが行われています。
http://www.arshavidya.in



2018年7月31日火曜日

2018年11月(10日間)・2019年1月(約3週間)2月(5日間)の南インド日本語キャンプ参加申し込み受付開始しました。

毎朝夕のダクシナームールティ・テンプルでのプージャー、
ヴェーダーンタのヴィジョンの生きている伝統文化、
インドでしか体験できないことはたくさんあります。
このグルクラム(先生の下に住んで勉強するところ)は、
プージヤ・スワミジが、ヴェーダーンタの勉強を望む人が
存分に勉強できるようにと与えてくれた環境です。
南インドの11月~2月は暑くなく過ごしやすい気候です。
この時期に3つのキャンプを開催する運びとなりました。
参加希望される方は、以下のリンクからフォームを送信してください。
折り返しお返事します。
望む人全てが、存分に学ぶことができますように。
祈り続けております。。
タミルナドゥ州コインバトール市アナイカッティ村のグルクラムにて開催される、
日本語によるヴェーダーンタ・キャンプへの参加申し込み受付を開始します。
今年の秋冬は、3つの日本語キャンプを予定しています。

①10日間キャンプ
テキスト: ダクシナームールティ・ストーットラム
ヴェーダーンタもチャンティングも文法もダクシナームールティ・ストーットラムに集中します。
2018年11月17日~26日 コインバトール近郊グルクラムにて
コインバトールには16日到着・27日出発の旅程にしてください。
10日間キャンプの申し込みフォーム

②約3週間
テキスト: バガヴァッド・ギーター1章~
ヴェーダーンタもチャンティングも文法もギーターの1章~に集中します。
2019年1月8日~19日 コインバトール近郊グルクラムにて
20日 マンジャクッディに移動(約6時間)
20日~24日 マンジャクッディのスワミジの故郷にあるスタディセンターにて
・ここまでの参加の方は、マンジャクッディから車で2時間の最寄りの空港(Tiruchirappalli)を利用するのが便利です。
・28日まで参加される方は、マンジャクッディからコインバトールに戻ります。
24日~28日 コインバトール近郊グルクラムにて
約3週間キャンプの申し込みフォーム

③5日間
テキスト: ムンダカ・ウパニシャッドから主要なマントラ
2019年2月21日~25日 コインバトール近郊グルクラムにて
5日間キャンプの申し込みフォーム

フォームを提出いただいたら、
折り返しこちらからEmailにてご連絡を差し上げます。

ヴェーダーンタのクラスを中心に、サンスクリット語文法、
サンスクリット語のお祈りのチャンティングを学びながら、
毎朝毎夕の寺院参列などのインドのグルクラムならではの体験を通して、
インドの伝統文化の中でのヴェーダーンタの伝承を深く知るためのキャンプです。



現地にいらっしゃるスワミジやスワミニーである先生方に、
ブレッシング(アヌグラハ)として初回のクラスにイントロダクションをしてもらう予定をしています。同時通訳はMedhaが担当します。

初回以外のクラスは全て日本語にて 、Medhaが担当します。
使用するテキストは参加者の経験をもとに決定し、後日連絡いたします。

グルクラムへの到着日はキャンプ前日、
グルクラムからの出発日はキャンプ最終日の次の日、
として飛行機や電車などの旅程を組んでください。
コインバトール空港、コインバトール・ジャンクション駅から、
グルクラムまでは車で1時間ほどです。
グルクラムのTaxiをアレンジしますので、飛行機や電車が決まり次第ご連絡ください。

【11月のキャンプ期間中の主要な宗教祝祭日】
17日(土)はアクシャヤ・ナヴァミーといって、ものごとを始めるのにとても吉兆な日です。
19日(月)エーカーダシー(ファスティングをする日です)
21日(水)プラドーシャ(シヴァのプージャー)
23日(金)カールティカ・プールニマー(グルクラムのテンプル全体にランプを灯す、とても美しい祝日です)
26日(月)サンカタハラ・チャトルティー(ガネーシャのプージャー、障害物を取り払ってもらう)


注意事項:
Gurukulamはヴェーダーンタの勉強をするための神聖な場所です。お酒、たばこ、その他の薬物、肉食は絶対に持ち込まないで下さい。また、人はもちろん、共存する動植物を傷つける行為は避けましょう。南インドの伝統文化を重んじた、グルクラムで気持ちよく過ごすためのエチケットは参加のしおりに掲載します。

このキャンプはツアー旅行ではなく、参加費用などを取り収益を目的としたものではありません。

現地集合となりますので、渡航とビザのご準備は各自でお願いいたします。空港または電車等の交通手段のご質問がありましたらご連絡下さい。また、空港、駅からのタクシーはグルクラムに手配をしてもらうので、チケットを取り次第、詳細をお伝えください。現地の交通機関やタクシーを使うことはトラブルの原因となりグルクラムに迷惑をかけることもあるので、避けてください。

グルクラムでのお部屋
グルクラムでの宿泊費用はドネーション(寄付)制です。グルクラムはみなさんの寄付のみで運営=教えの継承を保つ場所を提供しています。ですので、ドネーションはただ単に宿泊代と食事代を払う、という感覚ではなく、教えの継承に貢献するというとても大事な行為です。きちんと理解したうえで、ご自身が可能な額を直接グルクラムにお納めください。その他、お寺やビークシャ(勉強をする人たちの食事を賄う)の機会もあるので、貢献したい方はどんどん機会を活用して下さい。段取りのサポートは致します。

クラスをしていただいた先生へのお礼はダクシナーとして手渡しする習慣です。


グルクラムには浄水器があります。
毎日新鮮なピュア・ベジタリアンの食事が提供されます。
くれぐれも、グルクラム内にノンベジ(肉・魚介類・卵・出汁などのエキスを含むもの)は、絶対に持ち込まないようお願いします。
お菓子などを持ち込む場合は、原材料まで全て慎重にチェックするように心がけてください。
​
Arsha Vidya Gurukulamはヴェーダーンタとサンスクリット語の教えが伝統的に継承されるために、先生と生徒が一緒に生活し勉強をする場として、Swami Dayananda Sarasvati ji によって1990年に設立されました。

コインバトールから車で約1時間はなれた大自然の中にあり、野生の象や孔雀と共存しています。広い敷地内には、講義をする場所の他に、食堂、宿泊施設、2つのお寺、図書館、牛小屋などがあります。

Swami Dayananda Sarasvati ji がマハーサマーディをえられた現在でも、他の先生方によってヴェーダーンタのクラスが行われています。
http://www.arshavidya.in

2019年12月19日木曜日

グルクラムの訪問について、便利な情報集

これまでに滞在された生徒さん達がご厚意で、便利な情報をまとめてくださいました。
是非ご活用ください。
リシケシやマンジャクディも大体同じような感じです。


<持って来ると便利なもの>

・ノートや筆記用具、勉強道具を持ち運ぶためのサブバック
・部屋履き用のサンダル、外履き用のサンダル
(ビーチサンダルやクロックス風のサンダルは手を使わずに着脱でき、汚れてもすぐに水で洗えるので使いやすいです。)
・夜は冷え込むことがあるので、フード付きの厚手のパジャマや、軽く体に掛けるものなど、寝冷え対策用に。
・ストール(2枚以上あると洗濯をしながら交互に使えます。)
・タオル数枚(雨が降るとなかなか洗濯物が乾きづらいため、手拭きタオルが数枚あると便利です。)
・マグボトル(食堂で浄水の熱湯をもらえます。)
・ジップロックや小さいビニール袋
 (甘い食べ物などはすぐに蟻が来てしまうので、ジップロックがあると便利です。)
・常備薬 風邪薬・ビオフェルミンなどの整腸剤・のど飴など
(長時間の移動による疲労、環境の変化も加わり、風邪をひいたりお腹の調子が悪くなることがあります。普段から飲みなれている薬を携帯し、ご自身の状態がひどくなるのを防ぐのはもちろんのこと、グルクラムにいらっしゃる先生方やスタッフ・合宿の参加者にうつさないようにまわりの方への配慮が必要です。)

・ブランケットやシュラフ
11月~2月の夜は冷えます。グルクラムの部屋には毛布が置いてありますが、衛生面や心地よさ・暖かさを考えると、軽くて暖かい毛布かシュラフ(寝袋)などを、日本から1枚持って来るのは良い考えです。

・古いタオル
足を拭いたり、部屋を軽く掃除したりするのに2、3枚持って来ると便利です。

・虫さされの薬・虫よけのミスト(大判ストールで体を覆ってしまうと蝦に刺されにくくなります)
・日傘、日焼け止め(日中の日差しは強烈です)
・シャンプー、石鹸
・洗濯石鹸、洗濯干し用ロープ、洗濯バサミ
・海外対応ドライヤー
・インドで使用可能なコンセントのプラグ
・テンプルやクラスで使用する、自分用のアーサナ
・折り畳み雨傘
・トイレットペーパー、女性の方は布ナプキン


<ビザについて>
コインバトール空港はE-visaには対応していますが、アライバルビザには対応していないのでご注意ください。


<両替について>
空港の両替は24時間利用可能ですがレートがかなり悪い上、少額紙幣は両替してくれません。ATMでキャッシングするか、後日グルクラムの方に両替をお願いした方が良いと思います。

クレジットカードでのキャッシングはカード会社や銀行により違いがありますが、大体インドのATM手数料が1回200ルピーくらいで10,000ルピーまで引き出し可能、繰り返し操作できますが1日の引き出し限度額は40,000ルピー。(もっと引出したい場合は、同日でも別の銀行のATMを使えば引き出せたと思います。)

その他、日本側の手数料や利息(繰上げ返済することができます)がかかります。しかしレートが両替より良いので金額やカード会社よってはキャッシングの方が得な場合もあります。

*インドのATMは故障していたり、紙幣が足りなくて引き出せなくなっていることが多々あります。また、ローカルのATMではクレジットカード対応していないものも多いのでご注意ください。(ATMにVISAやMasterなどの表示があるものは使えます。空港のATMは大丈夫です。)

念の為、ご自身のクレジットカードが海外ATMに対応しているかご確認ください。

 



最近は、クレジットカードのキャッシングをすると、1回目は1万ルピーを引き出せても、2回目以降はカードが無効になってしまうケースがあります。事前にカード会社に電話して、インドにてキャッシングする旨と、大体の金額を伝えておくと大丈夫です。



<持ち物について>
近くに買い物できる場所はないので、身の回り品はひと揃え、日本から持参することを強くお勧めします。

パスポート(残存有効期限6ヶ月以上・観光ビザを取得)、航空券、現金、ノート、筆記用具、テキスト、着替え、外履き用のサンダル(手で触れなくても着脱できるもの)

*靴に手を触れるのは良くありません。テンプル・食堂・教室に入る前は、靴に手を触れないよう、特に気を付けてください。

部屋履き用のサンダル、タオル数枚、シャンプー、せっけん、歯磨きセット、日焼け止め、化粧品・クレンジング・生理用品(女性)、日傘、雨具(晴雨兼用傘だと便利)、アーサナ(教室やテンプルで座る時用)、変換プラグ、洗剤(ミチカ先生がいっぱい持っている?)、洗濯バサミ、ダクシナを入れる封筒数枚、トイレットペーパー(トイレには流せません)、常備薬、お腹がゆるくなったり便秘になる人が多いので整腸剤や便秘薬、喉も痛めやすく咳をしている人が多い時期もあるのでうがい薬やのど飴マスク等。

−あると便利なもの−

クレジットカード(VISAかMaster2枚)、サーモス等の保温保冷できる水筒、湯沸かしポット、ドライヤー(雨で洗濯物が乾きにくい時にも役立ちます)、帽子、靴下、目薬、リッププリーム、虫除け、虫刺されの薬、雑巾(部屋や教室の掃除用)、ジップロック、ゴミ袋、ポケットティッシュ、ウエットティッシュ、果物ナイフ、懐中電灯など。

−寒い時期には−

防寒着(フード付きの厚手のパジャマ、ショール、上着など)、Samahanサマハン(スリランカ産のスパイシーな生姜湯。初期の風邪に良く効くので11月のキャンプでは重宝していました。スリランカの空港やタミル・ナードゥ州のドラッグストアで買えます。日本でもネットで買えますが割高です。)、湯たんぽ(ペットボトルでも代用可)、100均で売っている保温シート(シーツや毛布の下に入れると多少暖かいです。)

*インドでは裸足でいたり、食べ物も南国のものなので、思いの外、体を冷やしてしまいます。冷えは万病の元なので、足湯や湯たんぽで体を温めてあげると体力温存に役立ちます。

<服装について>

女性の場合は胸元と足首までを隠す、体のラインが出ない服を着てください。

白い服を着る必要はありません。色のある服、クンクマ、生花、金のバングル・イヤリングなど、銀のアンクレット・足指輪など、マンガラスートラ(既婚女性のみ)がインド人基準の「きちんと」した格好であり、インド人から尊敬される女性の服装です。

毎日洗濯された服を着用てください。みすぼらしい印象を与えるような服装は避けてください。

色や装飾を放棄するのは、未亡人や乞食をして生きる人なので、そのような人への尊敬や、自分の立場の認識の為にも、自分の好き嫌いを乗り越えて、服装には気を使ってください。

<空港や駅に到着したら>

空港・駅の出たところに、名前のカードを持って、ドライバーが待っています。車を降りる時にドライバーに料金を確認して支払ってください。

グルクラムに一度来てしまうと、外に出るのは困難のなので、買い物は来る途中に済ませてください。

−空港からグルクラムまでのタクシー代/2018年11月時点−

一人で乗車 1200ルピー

数人で乗車 1300〜1500ルピー

*駅からの場合はもう少し安いです。

<グルクラムに到着したら>

オフィスで宿泊登録手続きをして部屋の鍵を受け取る。ドライバーが部屋まで案内してくれます。

早朝、深夜に到着する場合は門番が鍵を持っています。

<プージャーの時間>

朝 5:30AM〜、終了後グルプージャー

夕 6:00PM〜

特別な日にはスペシャルプージャーがあります。

*生理中はプージャーに参加できません。

<食堂の時間>

モーニングTEA 06:00AM〜06:30AM

朝食 08:00AM〜09:00AM

TEAブレイク 11:00AM〜11:30AM

昼食 12:45PM〜01:30PM

TEAブレイク 03:30PM〜03:45PM

夕食 07:15PM〜08:00PM

<ビクシャー・プージャー>

オフィスで申し込めます。プージャーを申し込みたい場合は自分のナクシャトラ(星宿)を調べておくことをお勧めします。(分からなくても申し込めますがインドの寺院でプージャーをしてもらう場合、必ず聞かれるし知っておいた方が良いです。)誕生時間と場所が分かればネットでも調べられます。また、オフィスで支払うプージャー代金の他、依頼したプージャー当日プラサーダをいただく時にプージャリさんへの謝礼として100ルピーくらい渡します。

ビクシャーの料金
(グルクラムで生活している人々に食事を提供・スポンサーする際)
アンナ(食事)ダーナ(提供)は、インドではとても神聖で善い行いとされます。
貢献者の立場になることを、是非体験してみてください。

一回の食事にスイーツ付きで12,500ルピー
(食事のみだともう少し安いです)

プージャーの料金 朝150ルピー、夕100ルピー
(2018年11月時点)

<WiFi>
Medha Jiの携帯のWifiを使わせてもらったら良いです。

<ダクシナー>
最終日に渡します。
グルクラムの先生方への謝礼→各自封筒に入れて渡します。

<寄付>
グルクラムの施設は全て寄付によって運営されています。


自分や、自分以外の人々の、宿泊や食事、施設の使用などに対しての寄付は、オフィスに入って左奥のナヤルさんという方が担当しておられます。

<気候>

11月 昼間は30度前後ありますが、夜は20度以下位に冷えるので、冷え対策が必要です。台風の時期でもあるので雨具が必要です。

8月~12月頃は雨季です。洗濯物が乾きにくく、空気が冷たいです。
1月・2月も夜は寒いです。


<その他>

・熱湯が出る浄水器が食堂内にあります。(食堂が空いている時間のみ)

・女子寮には屋上に洗濯物を干すところが沢山あり、人目に付くことはありません。洗濯紐とバケツも備え付けであります。

・朝と夕方(17:00〜19:00?)女子寮のバスルームの蛇口からお湯が出ます。(Hotと書いてある方の蛇口)それ以外の時間は太陽光発電によるものなので、少し水を出しっぱなしにしないとお湯になりません。しかしグルクラムは水不足の問題が深刻だそうなので水を無駄にしないよう気をつけましょう。

2023年5月24日水曜日

バガヴァッド・ギーター第13章の勉強会を終えて

いつも綺麗に整えられ準備されている教卓の上。
勉強に集中できる環境を参加者皆が考えて自主的に創ってくださっています。


すっかり遅れてしまいましたが、先日の東京での勉強会を終えての感想を皆さんとシェアしたいと思います。

始まりのない頃から、インドの地において、本当にこの知識の教えを望む、ほんの一握りの人々へ、静かに、しかし確実に、脈々と教え継がれてきたこの知識を、
21世紀になって、遠く離れた日本で教えるというのは、私が教えていただいていたインドの伝統的な環境とは大きく異なることから、正直、かなり勇気のいることです。

この知識は本当に願う人にのみにしか教えても意味がないどころか、余計に無駄な混乱を招くだけなので、日本でももちろん、頼まれなければ教えません。
真摯に知りたい人にはもちろん個人的にでも教えますが、他にも真摯に知りたいと願う人が複数いるならその人達の為にも、ということで、自分が勉強したい個人が、他の人のことも思って、勉強会の開催をしてくださっています。(私のエージェントとか思っている人もいるようですが、違います。クラスの開催をしてくださっているのは皆、このような寛大な志を持った個人の方々です。)

このようにして、アシュラムやグルクラムのない日本という土地でクラスの開催が行われる中で、インドの教えの伝統がどの程度守れるのか?
日本ならではにアジャストしていかないといけないこともあれば、譲れないこともあります。
その中で、最も大切なことのひとつが、「学ぶ姿勢を学ぶこと」です。
経済至上主義的な現代社会では、教えることもビジネスのひとつとなっているゆえに、教えてもらう側も「お客さん的」になったり、教えてもらうことの「権利を主張する」という態度になったりしてもおかしくありません。しかし、そうなってしまうと、その人は何を聴いても正しく理解することは不可能になってしまいます。

私の心配をよそに、日本では、パランパラーの先生方のグレースのみならず、主催者の方々の心遣いが隅々にまで行き渡っているおかげで、この「学ぶ姿勢を学べる環境」が着実に育っているように感じます。

特に今回の勉強会では、オンラインクラスでも毎週勉強し、コンスタントに出席されている方々が多いせいか、主催者の方を中心に、参加者の皆さん、そして参加できなかった皆さんも力を合わせて、皆が勉強しやすい環境を作り上げているように協力し合ってくれているということが、クラス開催決定からのプロセスにおいても、会場での至るところにも、感じられました。

勉強会の後に、主催者の祐子さんが参加者に送ったメールの中の文章が、私が感じているこのクラスのあり方をよく表していると思ったので、以下に引用しますね。
ちなみに、勉強会の告知ページで祐子さんが書いてくださった文章も、とても感銘を受けるものでした。機会があれば、多くの人に読んで頂きたいと思います。。

引用ここからーー 

開催初日は朝早くから多くの方にお集まりいただいて、会場の設営をしていただきました。祭壇を設置して、お花やフルーツやお菓子を祭壇に美しくお供えしてくださる方や、先生が喉を痛めずにお話しできるようにとの配慮から、加湿器を持って来てくれた方。先生が快適に座れるようにとの配慮のもとで、美しく整えられた教卓。マイクの音響は、みんなが聞きやすいよう音量調整をしてくださる方。密にならないようにと配慮をしながら、安心してみんなが座れるように設置された椅子。みんなの机もひとつひとつきれいに拭いてくださった方もいます。アンナダーナのお名前をホワイトボードに毎回記入してくださる方。窓側の方は教室の換気にも努めてくださいました。中会議室のポットに、毎回、水を補充してくれる方。中会議室でみんなが向かい合って顔が見えるようにと、机を向かい合わせにしてくれた方もいます。事前に全員分の時間割を印刷してくれた方。ギーター15章の後にチャンティングするシュローカを、全員分印刷してきてくれた方。教室内の備品を、100円ショップに買いに行ってくださり準備してくれた方。広告の紙で入れ物を作ったものを持って来てくれた方。クラスが始まる5分前には必ず着席していて、ギーターディヤーナムのチャンティングを毎回リードしてくださる方もいました。お昼ご飯を取りに行き、配布してくれる方。お供え物のおさがりを全員分袋に詰めてくれる方。相談室のカギの返却・中会議室のカギ閉め。ペットボトルやお菓子の大袋などのかさばるゴミを持ち帰りしてくださる方。忘れ物の履物を梱包して配送をしてくれると申し出てくれた方。ここには書ききれないほどのことを、皆さんが率先してお手伝いいただき、真実を知りたいとの思いのもと滞りなく全てのクラスが受けられるように、との一心で皆さんご協力してくださったと思っています。

また、毎日、全員分の和菓子をお供え物として持ってきてくださった方もいます。朝早めに家を出て、ご家族の協力のもと車でお店に行き、その後、会場まで和菓子を持ってきてくださいました。朝ごはんを食べていない方のためにとの配慮から、いなり寿司やかんぴょう巻きまでもお持ちくださり、おかげで手作りの出来立てほやほやの美味しい朝ごはんを連日いただくことができました。(毎日の和菓子もいなり寿司等も参加者個人の方からのお供えものになります。)また、最終日のクラス終了後に先生から参加者全員に一つ一つお渡しいただいたお菓子の詰め合わせのギフトボックスは、別の参加者の方、個人からのお供え物になります。原材料からこだわって丁寧に作られた心のこもったギフトボックスを、なんと全員分準備してくださいました。箱にはリボンがかけられて、箱の上にはお供え物の美しいお花がのせられていました。勉強会に参加するみんなのことを考えて準備いただいたこと、その方の細やかな心配りとあらゆるものに対する丁寧さと心配りが、箱からもお菓子からもにじみ出ていました。こんなにも丁寧にみんなのために準備していただけるなんて、そのお気持ちに本当に感動しました。

私が知っている以外のところでも常に誰かが勉強会がスムーズにいくようにと全体のことを考えて動いていて、そのような皆さんの協力のおかげで無事にギーター第13章を集中して学ぶ環境が作られ維持されながら、全日程を終えることができました。

私自身、主催者をやらせてもらってから気づいたことなのですが、またもや共有させてください。(長いです。)
最初は、主催者の役割からみんなのためにと思ってやっていたこともありましたが、好き嫌いの判断基準ではなく、その時その状況で自分ができるベストな行いは何か。と常に考えて行いを続けていくことで、こんなこともできるんじゃないか、あんなこともできるかもしれない。と思うようになっていって、できることを些細なことから少しずつ広げていってみると、次第に自分の大きさにも気づくことになっていって。そのうちに、みんなから切り離されていた不安な個人という自己認識から、自分自身がすでにみんなの方に含まれていたという事実をも認識させてもらう機会になっていきました。満たされない不足感いっぱいの気持ちによって常に何かいいことはないかと欲しがる消費者目線から、このような勉強会やインドキャンプのセーヴァーやアンナダーナの機会を通して、自分の伸びしろをどんどん発見させてもらう機会を与えてもらい、自分にも何かできることはないか、とそっちに意識を向けて考えることのできるブッディを養わせてもらう機会を、主催者という役割を通して経験させてもらいました。(初めてインドキャンプに参加した時には何をどのようにセーヴァーしたらいいのかわからなかったのですが、以前キャンプに参加した方や勉強を続けている方のセーヴァーを一緒に手伝わせてもらうなどして、学ばせてもらいました。勉強会の主催についても、以前主催をされた方に手とり足とり教えていただいたおかげで、こうしてやらせてもらえています。) 

引用ここまでーー

いつも参加者からの捧げものでいっぱいの祭壇。
クラスの終わりにプラサーダ(神様からのおさがり)として皆さんで分配されます。

参加者が何の心配もなく勉強出来るよう、
皆さんが休憩コーナーを常に食べ物と温かいお湯で満たしてくださっていました。


ある日の教卓

最終日の祭壇


お昼ごはんを作ってくださっているベジキッチンでお手伝いされている
近所の親切なインド人の方からの大量のバナナのお供えものがあった日の祭壇。


飯能の生徒さんが参加者の人数分以上に作って捧げてくださっていた、
ヴィーガンのクッキー詰め合わせセットと、
毎日多くの方が持ち寄ってくださった捧げもののお花。

今回はギーターの第13章を勉強しました。
このような感じで、ギーターの全章とウパニシャッド、そしてブランマスートラも、生きている間に残された時間で、マックスに勉強していけたらと願います。。

尚、私のクラスでは全てそうしていますが、いただいたダクシナーは、皆さんがより勉強を続けて行きやすい環境が実現し続けますように、という願いを込めて、インドのアシュラムやグルクラムはもちろん、私がお世話になっている先生方や、インドの伝統文化や価値観を守るための活動をしている団体への寄付に充てています。

皆が安心して、目いっぱい勉強できる環境に、恵まれ続けますように。。
शुभं भूयात् ।

 

2017年2月10日金曜日

アシュラム滞在の心得

インドには、日本とは想像もつかない程に全く違う習慣・作法・ルールが沢山あります。特にアシュラムは、それらが厳格に尊重されるべき場所なので、一生に何度もないアシュラム滞在が、より皆と調和し、より充実したものとなるように、事前に知っておくべき習慣をまとめました。特に日本人の女性を対象にしています。

私のように適当に生きている人間が書いたにも関わらず、自分でもびっくりする程の、かなり長いリストになりました。ヴェーダーンタを学ぶ文化とは、食べること、お風呂に入る事、服を着る事などの、24時間の生活そのもので、決まった時間だけに行う儀式や練習だけのことではないのです。
書けばきりがありませんが、今回は、アシュラム滞在中に迷惑をかけないように、という視点に絞り、人目につくものだけをまとめています。

「こういう感じで溶け込んでいけばいいのか」とリラックスして捉えてください。全て完璧に出来ていなければ、インドに来てはいけない、という意味ではありません。現地でいろいろ失敗しながら学んでください。

インドで外国人として過ごしていると、その文化の無知により、知らずして調和を乱してしまっているかも知れない、と考えるのが当然です。それでも、インド人に暖かく受け入れてもらい、勉強させてもらっているのですから、謙虚になって知る努力をしましょう。

インドに何回来ていても、アシュラムに何年住んでいても、コミュニケーション能力不足で、無知のまま居続けてしまうこともあります。「こんなこと聞いたこと無い」と思える点も、それは無知によるものかも知れません。

プージャ・スワミジは、地域や文化特有のマナーは、ヴィシェーシャ・ダルマであり、それを知ろうとせずに無知なままでマナー違反をすることは、ヒムサーになると何度も言われています。無知により、その文化に生きる人々に対する不敬である行為をしなくて済むように、現地のマナーは事前に知る努力をしましょう。



<<食べ物>>

・ アシュラムに出入りする人間はベジタリアンである、ということが大前提となっています。
・ アシュラムの中に限らず、外出先でもノンベジや、ノンベジかもしれない食事はきっぱりと避けましょう。
・ 「私はノンベジです」とか「日本人は皆ビーフカレーを食べる」とか「日本人は皆ノンベジ」とかいった発言は、他のベジタリアンのインド在住の日本人も軽蔑の対象にさせてしまい、生きづらくさせます。周りで聞いている人も不快にさせるので、慎んでくださいね。
 ・ 卵や出汁(だし)が入っているかもしれない、絶対入っていないと明確に表示さていないのなら、インドで買ったものでも、アシュラムに持ち込まないでください。近頃のインドでは、ノンベジの食べ物もはっきりした表示なしに市場に出回っています。気を付けてください。
・ 生きていく上で必要な食べ物は全てアシュラムから支給されるので、食べ物を持ち込む必要はありません。
・ よっぽどベジタリアン歴が長く、見分けの目利きがするのでなければ、日本からもインドからも、アシュラムに食べ物を持ち込むのは止めておくのが良いでしょう。
・ 食堂(ダイニングホール)では、時間を厳守し、早く来たり遅く来たりして、キッチンのスタッフに迷惑をかけないようにしてください。
・ 配膳が始まり、チャンティングをしている間は、食べ始めてはいけません。
・ 一度食べ始めてから、席を立つのは行儀悪いとされているので、もしお代わりをしたければ、立っている人に頼みましょう。
・ 小さなお子様以外は、家族でも人のお皿に手を入れたり、手の付けたものを入れるのは、不浄であり、とても行儀が悪いとされています。
・ お皿の中のほんの一部にでも手を付けたら、お皿に乗っているもの全ては、自分以外の人にとっては「残飯」であり、不浄(他の人が食べてはいけないもの)となります。そのような食べ物を人に勧めたり、渡したりしするのは、この上なく失礼で非常識とされるので、日本人同士でも控えてください。
・ 自分が食べた手で、人の食べ物を、直接的にも、間接的にも、触らない。と覚えておくようにしましょう。
・ 日本から持ってきた食材をダイニングホールに持ち込んだり、それを皆でシェアしたりするのは、あまり行儀のよいことではありません。日本人は皆ノンベジだという印象を持たれているので、(そのような印象を与える日本人が今までに多かったのでしょうか。)周りを不快にさせ、迷惑になるかもしれません。慎んでください。
・ 外部の人がキッチンに入るのは良しとされません。ましてや、食事中にキッチンに入り込むのはご法度です。味見をしたり、厳格には匂っただけでも、全ての食べ物はあなたの食べ残しとなり、不浄となるので、神様に捧げることが出来なくなり、つまり、そのお下がりとして、後皆が食べれなくなります。多大な迷惑を掛けかねないので、キッチンにはむやみに入らないようにしましょう。


<<配膳>>

・ 配膳はすすんで参加しましょう。
・ 自分が食事を始める前、もしくは完全に食事を済ませた後に配膳します。食べている途中は絶対ダメです。
・ 相手の食べられる適量を見計らいながら、気前よく盛ってあげてください。日本人は小食ですが、ケチケチ配膳すると、相手に何度も「もうちょっと」と言わせることになり、列も滞るので、その辺りも気遣ってあげてください。
・ 配膳の杓子はお皿につかないように。
・ 配膳する際に、左手でお皿を持たないように。お皿を安定させたければ、相手に「ちゃんとお皿持って」と言えばよいでしょう。
・ お皿が鍋の上に来ないように。
・ 一度お皿に入れたものは絶対に鍋に戻さないでください。
・ バケツで配膳する際は、バケツを食べている人のテーブルの上に置くと、バケツの中の食べ物全てが不浄になってしまいます。気を付けましょう。
・ 生理中は配膳や配膳具に触れることは良しとされていません。



<<衣服>>

・ 毎朝、自分の部屋を出る前には必ず入浴を済ませ、毎日新しく洗濯された清潔な衣服を着用してください。
・ 一度着用した服を、洗濯せずに次の日に着る習慣はありません。貧乏くさく薄汚いのがかっこいい苦行だと思っている日本人(特に男性)も居ますが、それはアシュラムの外でしてください。
・ 必ず胸元はスカーフで隠してください。足首も見えないようにしてください。上着は最低膝近くまでを隠す丈を着用してください。ヨガをする時も同様です。
・ 自分の肌の露出は、他の女性が迷惑を被る原因にもなり得ます。
・ 肌の露出はアシュラムの外にある広い世界でしてください。
・ 長い髪の毛は、人前では必ず束ねることになっています。
・ アシュラムでは白を着用しなければならいとは限りません。白はブランマチャリアの生活をしている人や未亡人の為の色です。パートナー持っている人・持ちたい人、そして特に既婚女性は、夫の存命中は(離婚していても)色鮮やかな衣服、生花、貴金属、クンクマを身に付けることが期待されています。


<<衛生>>

・ 生理ナプキンは、どのように処理すべきか、アシュラムに住んでいる女性に訊いてください。ちなみに、アナイカッティでは、そのままゴミ箱に捨てることは禁じられており、各自で焼却処理することになっています。
・ 生理中はゆっくり休み、テンプルの参列、ガンガーでの沐浴、配膳、配膳用具に触れたりすることからは離れ、のんびり過ごしましょう。
・ 周りの人、特に異性に対して、自分が生理中であることを教え歩く必要はありません。
・ 生理が終わり、テンプルの参列等に復帰する朝の入浴では、必ず洗髪をします。




<<テンプル>>

・ インドならではの勉強に必要なプンニャを得る最高のチャンスです。毎回参加しなければもったいないです。
・ テンプルでは、伝統に沿ったチャンティングの訓練を受けていない限り、一緒にチャンティングをしようと試みるのは、自分にも周りにも望ましい結果をもたらさないので、静かに聴くことに徹しましょう。
・ チャンティングの練習は、テンプルのプージャーの時間ではなく、チャンティングのクラスでするべきです。
・ どうせ読んでもついていけないので、本の中に釘付けにならず、プージャーの様子を目で見るようにしましょう。プージャーの成り行きを目で見ることによってプンニャが生まれます。
・ テンプルの中に水のボトルや食器を持ち込んだり、飲食をしてはいけません。
・ プラサーダムはテンプルの外で食べましょう。
・ 一度匂ってしまった花は、神前に捧げることは出来ないので、気を付けましょう。


<<マーラー等>>

 ・ ルッドラクシャ、トゥラシーのマーラー(数珠)などは、ファッションではなく、とても宗教的なもので、強い力を持っているとされます。今後一生のうちで、ノンベジを食べたり飲酒などをする予定のある人は、購入したり身につけたりするのは危険かもしれません。それは、人類史上続いている文化と宗教に対して著しく敬意を欠く行為だからです。
・ また、シュリー・ヤントラや、神体像はどこのお土産物屋でも販売されており、手軽に購入できますが、一般の人には正しい管理は不可能であり、不本意な結果を招く恐れが多大にあるので、自分や人のお土産に購入するのは避けてください。(そのような場合でも、私に相談を持ち掛けないでください。対処しかねます。)


<<生活全般>>

 ・ 水や電気は、日本では考えられない程に貴重なものです。部屋の電気を付けっぱなしにしない、食器をゆすぐ以外では水を止めるなど、慎重に無駄なく使ってください。
・ アシュラムの外での行動も、アシュラムの品格を落とす恐れがあるので、謹んでください。
・ 出発・到着が遅れる場合、外泊する場合は、事前にアシュラムのオフィスにきちんと伝わる言い方・手段で伝えてください。
・ レクチャーホールでの飲食、ごろ寝は控えてください。
・ あらゆる書籍は、床に直接置くことは良しとされません。
・ 履物の上にも書籍など勉強に関わるものは置くのは、大変無作法だとされます。
・ 履物を履いたまま、ガンガーには入るのは、尊敬を欠く行為であり、周りにいる人の心も傷つけてしまいます。
・ 足は、履物と床・地面以外のものに触れるべきではありません。特に、他人に自分の足が触れてしまった場合は、誠意を込めて謝りましょう。
・ 脱いだ履物を揃えるのに、手で履物を触るのは、日本では行儀の良い作法だと考えられていますが、インドでは、手で履物を触ってしまうと手が不浄となり、「その手で次どこ触るの~?」と周りの人をハラハラさせてしまいます。履物を手で触った場合は、もう一度手を洗ってください。自分の部屋の前など個人的な場面ならよいですが、テンプルやダイニング・ホール、教室などに入る前など、人前ではしない方がよいでしょう。
・ 狂犬病などの感染病が蔓延しているので、犬・猫などの動物はむやみに触らないようにしましょう。特に人前で触ると、病気が蔓延するのではないかと、周りの人を不安にさせてしまいます。日本人の感覚では想像もつかない程の衛生状態なのだということを認識しましょう。


<<スワミ(オレンジ)、ブランマチャーリー(白)>>

・ ブランマチャーリー、スワミに対しての接し方には注意が必要です。普通の男性のように接するものではありません。
・ 白やオレンジの服は、異性から距離を置いてもらうためのサインなので、そのような生き方を尊重し、自分たちと同じ価値観で生きているのでは無い、ということを覚えておきましょう。
・ 男性と二人きりで部屋に居る場合は、ドアを開けておくのは全世界共通のマナーですね。
・ さらに、二人きりでの行動を誘ったり、むやみに近づくのは良しとされません。
・ 向こうから親しくされても、乗らないこと。立ち話も不謹慎と見られます。
・ スワミへの手土産に、日本からの食べ物は信用されていないので、献上しないのがベターです。ましてや、目の前で食べることを強要するのはかわいそうなので慎みましょう。献上するなら、フルーツとダクシナーが無難でしょう。


<<アシュラムへのお礼>>

・ アシュラムは、ホテルやゲスト・ハウスではありません。現代日本の思考の根底にある資本経済主義的な考え(こっちは客なんだから、ちゃんとしてよね、安く滞在できて得した、等)を持ち込んでしまわないように、気を付けてください。ちなみに、スワミやブランマチャーリーは、アシュラムに無償奉仕をしているだけなので、生徒や滞在者が、お客さんとしてクレーマーのような要求を突きつけてくると悲しくなります。
・ アシュラムの運営は全て寄付と奉仕活動によって支えられています。良識ある大人として、アシュラムから与えてもらうだけの存在ではなく、より立派な貢献者となれるよう、経済的に豊かな国日本に生まれた徳を活かせるよう、アシュラムに寄付をしてください。
・ コースで勉強する生徒を支える費用(生活費や教材費)の寄付を申し出たり、ビクシャーやプージャーをすることも、インドのアシュラムでしかできない精神成長のための良い機会です。

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