2020年2月26日~29日にリシケシで開催した日本語ヴェーダーンタを勉強するためのリトリートのご報告です。
キャンプ前日
今回のキャンプでは、クラスの準備を生徒さん達が進んでしてくれたことが印象的でした。
昨年のコース終了からそのままだった教室を、生徒さん達が集まって、机や椅子を全て移動させて、ゴザを全て天日干しし、床の水拭き掃除まで、進んでしてくれました。
クラスで使うテキストのコピーも、マーケットからさらに歩いて歩いて行くコピー屋さんまで行って、みんなの分を印刷して来てくれた方々もいました。
私がリシケシのこのアシュラムで勉強していた頃も、独りでそのようにしていたのが貴重な経験だったと常々思っていたので、今こうやって共に勉強する方々と自分の経験をシェア出来たのは、とても大きな意味のあることだと思っています。
キャンプ前日
日本人の旅行が難しくなっているご時世だったので、まずは皆さんの安全な旅路を願い、そして滞りないキャンプの進行を願って、海をひとっ飛びで超え、山を担いで空を飛ぶ百万力のハヌマーンジに、ヴァダのマーラーを捧げてお祈りしました。
今回のキャンプでは、クラスの準備を生徒さん達が進んでしてくれたことが印象的でした。
昨年のコース終了からそのままだった教室を、生徒さん達が集まって、机や椅子を全て移動させて、ゴザを全て天日干しし、床の水拭き掃除まで、進んでしてくれました。
クラスで使うテキストのコピーも、マーケットからさらに歩いて歩いて行くコピー屋さんまで行って、みんなの分を印刷して来てくれた方々もいました。
私がリシケシのこのアシュラムで勉強していた頃も、独りでそのようにしていたのが貴重な経験だったと常々思っていたので、今こうやって共に勉強する方々と自分の経験をシェア出来たのは、とても大きな意味のあることだと思っています。
キャンプ1日目
私たちの3年コースでプージヤスワミジとの完全な信頼からなる師弟関係を見せてくれたサークシャートクリターナンダスワミジが、今回のキャンプに日本から集まった私達のためにヴェーダンタのイントロダクションのクラスをしてくださいました。
今回のリシケシのキャンプで使用するテキストを、ヴィヴェーカチューダーマニ(विवेकचूडामणिः [vivekacūḍāmaṇiḥ])に決めたのは、キャンプの始まる1ヶ月ぐらい前でした。
人間の生を得ることがなぜ貴重なのか、人間の生をもってでしか得られないもの、つまり、人間として得るべきものは何か、というイントロダクションから始まり、ヴェーダーンタの学びに関する事項について、1シュローカ1トピックという形で紹介されているので、限られた期間で、様々なバックグラウンドを持った生徒に対応できると考え、個のテキストに決定しました。
ヴィヴェーカチューダーマニには600近くのシュローカが収められていますが、そこから108のシュローカをチェンナイのパラマールターナンダスワミジが選んでくださり、今回は私がサークシャートクリターナンダスワミジにアドヴァイスをもらって、さらにそこから50のシュローカを選び出しました。
外から通う人の事も考え短期間であることからも朝から夕方まで日に4クラス、さらに夜8時からはには質疑応答の時間。
今回は本質に関するとても良い質問が多くされました。トリビア的なことを聞かれるより、真実とは何かについて真剣に追求したい思いから出てくる質問を受けることは、とても嬉しいことです。
今回は本質に関するとても良い質問が多くされました。トリビア的なことを聞かれるより、真実とは何かについて真剣に追求したい思いから出てくる質問を受けることは、とても嬉しいことです。
キャンプ2日目
今回ヴィヴェーカチューダーマニをテキストに選んで良かった、サークシャジにアドヴァイスを受けて良かった、ガンガーの畔で真実を知りたいと望む人々と一緒に日本語で勉強出来る環境を与えてくれて、プージャスワミジを始め、スワミジ達、リシ達、ありがとうございます。。!と思える日々です。
10年前までリシケシのアシュラムに住んでいましたが、その頃の冬は寒くて静かなものでしたが、今年は毎日バンダーラがされているのが印象的でした。バンダーラとは、サードゥ達を招待して食事をしてもらいダクシナー(尊敬を表すためのお金)を受け取ってもらうことです。
ヨガブームに押されて勉強の文化が廃れていくリシケシで、これはとても良い傾向だ思いました。
今回の滞在中に、日本の生徒さん達もバンダーラを主催されていて、それを見ているのはとても嬉しく誇らしくもありました。素晴らしいです。
今回ヴィヴェーカチューダーマニをテキストに選んで良かった、サークシャジにアドヴァイスを受けて良かった、ガンガーの畔で真実を知りたいと望む人々と一緒に日本語で勉強出来る環境を与えてくれて、プージャスワミジを始め、スワミジ達、リシ達、ありがとうございます。。!と思える日々です。
10年前までリシケシのアシュラムに住んでいましたが、その頃の冬は寒くて静かなものでしたが、今年は毎日バンダーラがされているのが印象的でした。バンダーラとは、サードゥ達を招待して食事をしてもらいダクシナー(尊敬を表すためのお金)を受け取ってもらうことです。
ヨガブームに押されて勉強の文化が廃れていくリシケシで、これはとても良い傾向だ思いました。
今回の滞在中に、日本の生徒さん達もバンダーラを主催されていて、それを見ているのはとても嬉しく誇らしくもありました。素晴らしいです。
生徒さんたちが主催して、とても思い出に残る印象深い素晴らしいバンダーラが催されました。
生徒さんたち自ら進んで主催されているというのが、とても祝福に値する喜ばしいことだと嬉しく思っています。
きちんとサリーを着た生徒さんが、ひとりひとりにダクシナーを渡していく姿は、アンナプールナー女神の体現そのもので、神々しいものです。
生徒さんたち自ら進んで主催されているというのが、とても祝福に値する喜ばしいことだと嬉しく思っています。
きちんとサリーを着た生徒さんが、ひとりひとりにダクシナーを渡していく姿は、アンナプールナー女神の体現そのもので、神々しいものです。
ヴェーダンタの勉強に出会い、正しく続けていくには、とてつもないグレーズが必要ですから、ガンガーの近くでこのように聖典を学ぶ人々にアンナダーナ(食事の提供)をしてダクシナーをさせてもらえる機会は積極的に活用するべきです。
マハラシュトラから来たヴェーダンタサンスクリット及びインドの伝統音楽などを学んでいる若い学生達が集まり、毎晩キールタンをして食事をとる場所があります。
彼らの文献の学びに対するコミットメントからはインスピレーションを受けずにはいられません。
全ては与えられている。自分が与えているものはもちろん、与える機械に必要だったお膳立ての全ての人や状況、与えられるということ、与えたものをもらってくれる人、全ては与えられているということに気づくための場所がインドです。
全てを与えているのは何なのかそれを知ることが自分の幸せの追求とどう関わっているのか、全てを繋げて見せてくれるのが伝統的な正しい晴天の学びでありそれが細々でありながらも脈々とと受け継がれている場所がインドです。
キャンプ4日目
あっという間に最終日です。
サークシャートクリターナンダスワミジのところにみんなでご挨拶に伺いました。
キャンプになんとか参加したことなる生徒さん達が、ご挨拶に行くためのフルーツを始めキャンプの振興に必要な物を揃えてくれたり様々な取り計らいをしてくださったおかげでスムーズにキャンプを進めることができました。ありがたいことです。
最後のサットサンガでは、皆さんの一人一人の感想を発表していただきました。
今回の参加者は、1月と2月に南インドで開催したヴェーダーンタ・リトリートに参加された人も多かったため、まとまった時間で集中的に勉強することによって、ヴェーダーンタの主題についてクリアーになってきた、といった感じのコメントをいくつか聞けました。
また、クラスで聴いたことに対し「そうかな~」と疑問に思っていることについて、私が次のクラスで答えていくので、エスパーなのかとも思われていたみたいですが、人間の思考とは古今東西だいたい同じですし、疑問→答えの繰り返しという形で、それに応えていく過程がヴェーダーンタの文献を構成しているので、そんなもんです。
今回の参加者は、1月と2月に南インドで開催したヴェーダーンタ・リトリートに参加された人も多かったため、まとまった時間で集中的に勉強することによって、ヴェーダーンタの主題についてクリアーになってきた、といった感じのコメントをいくつか聞けました。
また、クラスで聴いたことに対し「そうかな~」と疑問に思っていることについて、私が次のクラスで答えていくので、エスパーなのかとも思われていたみたいですが、人間の思考とは古今東西だいたい同じですし、疑問→答えの繰り返しという形で、それに応えていく過程がヴェーダーンタの文献を構成しているので、そんなもんです。
ヴェーダーンタは頭で分かっていても、経験がないと、実践がないと~?は往年のよくある疑問ですが、それに関するストレートな質問がされ、それにストレートに応える形でクラスを進められたのは、皆にとってとても実りのある学びだったと思っています。