8月末から9月のモーリシスでのキャンプの最終人数確認をしています。フォームを未だ送っていない人はご連絡ください。
Medha Michikaの世界
サンスクリット教諭・ヴェーダーンタ講師として、インドの山奥にあるアシュラムでの生活のあれこれを綴ります。
2026年6月18日木曜日
お知らせ【回覧希望】モーリシスでのキャンプの最終人数確認
2026年6月17日水曜日
今日響いたスワミジの言葉 ケーナ・ウパニシャッドの本より~
Vedanta is meant to correct the wrong thinking and make thinking proper.
ヴェーダーンタは間違った考えを正し、考えを適切にするためにあるのです。
kenopaniṣad 1.8 のコメンタリーより
「私はヴェーダーンタの主題であるブランマンを知っている」
というよりも、
「私はいままで皆と同じように間違った現実観の中で生きていた。
でも、ヴェーダーンタの教えのおかげで、
今ではもう、何がどう間違っていたのかが明確になった。
つまり、もう間違っていない」
と分かること。
そう言えるためには、
まず自分が今までに絶対的に正しいとしていたことを、
「もしかして、相対的には正しいかもしれないけれど、絶対とは言えないかも知れない」
として、一旦脇に置いて、
「では、ヴェーダーンタは何を言っているのか?」
と正しい理解に努めようとする、
ある意味素直な姿勢、
あるいは既成概念を否定できる知的に正直な姿勢、
そのような姿勢が必要になります。
それをシュラッダーと呼びます。
そのような聴く姿勢、シュラッダーを持てること自体が、
多大な高徳の結果、イーシュヴァラのグレース(恩恵)の表れです。
毎日の行いの中でも、
エーカーダシーのようなタパスをするときも、
「この、正しい『学ぶ姿勢』に恵まれますように」
というサンカルパ(目的意志を明らかにすること)をしてから臨むと良いですよ。
ちなみに、どこの誰かは知りませんが、ケーナ・ウパニシャッドのマントラについて、
「知ってるとも、知らないとも言えない」というのは、自分の知識を疑うべきだ、という意味だ。
といったような解釈をして記事にしてウェブに載せている人がいて、
さらにそれを「そーだそーだ、知っている気になっている奴は幼稚だ」と言って
その記事がシェアされているのを見かけたことがあります。
一見、ここで私が書いていることと似ているようですが、
伝統の教えを知っていたら、全く違うことが分かります。
そもそも、「知っているつもりになってるのは、ちがうだろ」といった
人生の経験を通したら分かることを知るために、
わざわざウパニシャッドまで勉強する必要はありません。
このような、「ウパニシャッドとはプラマーナである」という
伝統の教えの基本中の基本さえも知らないがゆえに、
ウパニシャッドのテキトーな解釈が出回るという、良い例でした。
そういうテキトーな解釈ほど、一般ウケするのが、世の常です。
無知と混乱は限りなく深いということを思い知らされることばかりです。
ゆえに、恩恵を願って祈ることは、大事なのですよ。
| 電線に引っ掛かりながらも、どうにかペンジョールを立てようと頑張っているところ。 |
2026年6月14日日曜日
タイッティリーヤ・バーシヤのヴィバクティの訂正
いつもシェアしているPDFに訂正があるので、解説とともにシェアしますね。
श्रेयान् 1/1 प्रशस्यतरः 1/1, वस्यसः 5/1 वसीयसः 5/1 वसुतरात् 5/1 वसुमत्तरात् 5/1 वा 0।
श्रेयान् = प्रशस्यतरः = better, than what?
वस्यसः (Vedic Sanskrit usage) = वसीयसः (Classic Sanskrit usage)
= वसुतरात् ((better) than that which is more वसु, wealth)
वा or,
= वसुमत्तरात् ((better) than the one who has more वसु)
2026年6月11日木曜日
ギーターの全日本語訳(+パダッチェーダとヴィバクティ)に取り掛かり始めました。
ॐ श्रीगुरुभ्यो नमः।
以前から、ギーターの勉強を見返すために、そして学習者のために、流れを観ることができるギーター全シュローカの日本語訳を書きたいと思っていました。
しかし、ギーターをはじめ、ヴェーダーンタの聖典は、まさにアルジュナとクリシュナのように、対面によってのみ教えを受けることが可能であり、アマゾンでポチったものを自分で読んでも、「よく分からないから、やっぱりちゃんと教えてもらおう」と思えたら大成功なだけで、普通は勝手な独り合点で終わるので、意味が無い。
でもしかし、自分の振り返りの為に、そして学習者の役に立つ、そして、自分が教えるときにも役に立つ教材となり得る訳本が書けないだろうか?と思っておりました。
そして今回、ウブドでギーター第10章から第12章を教えていたとき、休憩時間に「こんなのがあったらな」と思って作り出したフォーマットが以下のようなものです。
生徒さん達にも相談して、このフォーマットなら各単語を探すのに迷子にならずに、クラスで安心して聴くことに集中できそう、といったフィードバックがいただけたので、この形で進めて行こうと思っています。
本として発刊するに至った日には、前書きには必ず、独学用の本ではないこと、伝統の教えでしか学べないこと、その教えにまだ出会っていない人には、出会うきっかけになるようにと祈りながら書いていること、そして読者も正しい伝統の先生に出会えるように祈ると良いということも、書こうと思っています。
しかし、これで18章、700シュローカを書き上げるのは、時間がかかるぞ。
幸せを求めながら、家族のため社会のために一生懸命に働く人々の、ひとりでも多くの人に、伝統の知識へのアクセスとなりますように。お知らせークラス再開、リシケシュのキャンプ申し込み受け付け
1.オンラインクラスは今週末から再開します。
2.リシケシュのキャンプの申し込みを開始しました。
部屋の確保があるので、まだ希望の段階でも、その旨を追記してお申し込みください。
3.その他、クラスに関してはブログをご覧ください。
写真はバリ・ウブドの勉強会場を提供してくださっている Prasanti B&B Penestanan kelod のお庭の一角2027年初夏~バリにて最初の第1章からギーターを勉強していきます
【2027年初夏~バリにて最初の第1章からギーターを勉強していきます】
ॐ श्रीगुरुभ्यो नमः।
今回も、バリの神々と人々からあたたかく受け入れてもらえ、ギーターの勉強会を無事終えることができました。主催者の梓さんをはじめ、勉強会の実現にご協力いただいた全ての方々に尽きない感謝を申し上げたく存じます。。
今回は第10章から第12章までの117あるシュローカを10日間で、全体との繋がりやトピックごとのまとまり、そして議論の流れがよく分かるように、サンスクリット語原典のひとつひとつの言葉の意味と全体との繋がりを、丁寧に展開していきました。
第10章は विभूतियोगः バガヴァーンの栄光について、
第11章は विश्वरूपदर्शनयोगः この宇宙の全てとして表れているバガヴァーンの姿を観ることについて、
第12章は भक्तियोगः バガヴァーンの本質が自分の本質であることを常に認識することについて、
それぞれ展開しているので、この3つの章は「バクティ」というテーマが色濃く出ている章とも言えますが、そこを詳細に見ながら流れを見て行くと、ギーターの本来のメッセージがより良く見えてきて、この3つの章をいっぺんに勉強できたこの回はユニークで実に良かったなと満足しているのが私の感想です。
ご報告&感想の前置きが長くなりましたが、ここからはこの先のお知らせについて。
主催をしてくださっているPrasanti B&B Penestanan kelod の梓さんの高尚なご厚意により、今まで飛び飛びに勉強してきたギーターを、来年からは第1章から順に勉強して行きましょう、という運びになりました。
これまでは板書にて全てのシュローカのパダッチェーダとビバクティ(一節を単語単位に切り離し、各単語の格と数、もしくは人称と数を明らかにしていくこと)をしていましたが、これからは、既にそうされた簡単な日本語訳付きの資料を私が先に用意して、クラスの話により集中して聴けるようにできたらと考えています。
この機会にバリでご一緒に勉強できる方がまた増えればなと思います。ご興味のありそうな方々にもお知らせいただき、お祈りをしながら、予定を空けて心の準備をしておいてください。
「勉強出来ますように」というお祈りがなければ、何も始まりませんから。
より多くの人々が、自分に目を向けられる機会に恵まれ、さらに自分の本質がこの宇宙の全ての本質であり、問題は何も無いという真実を知ることができる機会に恵まれますように。。
吉兆なプルショーッタマ月の、吉兆な日エーカーダシーにおいて
Medha
2026年5月23日土曜日
5月30・31、6月6・7のは、オンラインクラスはお休みです。
2026年5月30・31と6月6・7の土日は、
バリでのクラスのため、オンラインクラスはお休みします。
うっかりしてたり、久しぶりだったりして、お休みの日にZOOMに入ってしまう方はいつでもいらっしゃるので、もしお時間があれば、クラスの時間にログインして、間違って入った人に教えてあげたり、そのままサットサンガをしていただいても結構です。
その他復習をしてみたりと、有意義な時間をお過ごしください。
2026年5月14日木曜日
18日(月)朝9時~ スワミジを想うお祈りの意味を見るオンライン・クラス
praṇamāmi dayānandaṃ madācāryavaraṃ param ||
朝っぱらからスタバでインド人の若者と政治と宗教の座談会
ボリウッド・スターのヴィジャヤ氏が、タミル・ナードゥの州知事に当選したそうです。
今朝、チェンナイに長年住んでいた方から、彼が早速州下の寺院や学校周辺には不適切な呑み屋を取り締まるというニュースをお知らせいただきました。
https://www.msn.com/en-in/money/topstories/big-move-by-vijay-govt-700-liquor-shops-near-temples-schools-to-be-closed/ar-AA22Y3I0
(有名な仏教の尼さんがウイスキーの宣伝に出ても違和感を覚えない日本人感覚では理解は難しいかもしれませんが、インドの良識から考えたら、このような取り締まりは良識的であり、それを「ひんずー至上主義~」と無理解から言われたくないです。)
そのニュースのヘッドラインには、ヴィジャヤ氏のファーストネームが Joseph とある。彼自身、そして人々は、彼のアイデンティティーをどう捉えているのだろうか?
ちなみに、ヴィジャヤ(विजय [vijaya])とは、勝利という意味の完全なサンスクリット語で、ヴィシュヌの名前であり、インド人のよくある名前です。
ググってみると、私の疑問を表す検索語候補が直ぐに出てくる。みんな考えていること同じね。Wikiなどを読んで、ふ~ん、と思うが、実際どうなんだろう。
その後所用で京都駅近くのスタバにいると、インド人らしき若者3人組がいたので話しかけてみる。チェンナイから来たということで、早速ヴィジャヤ氏について、政治と宗教について、朝っぱらからスタバで座談会を始める。前政権はどうだったか、タミルの有権者の政治と宗教に関する意識について、などなど、彼らからいろんな話が聞けて、楽しかった。
ちなみに私は旅先でもどこでも見知らぬ外国人に良く話しかけるし、話しかけられる。そして結構長々と話し込む。
宗教と政治は、世間話として避けるべきトピック、と言う人もいるが、私は外国人と話すとき、ほぼ宗教と政治の話しかしてないね。それ以外に何があるの?ってくらいに。
それ以外といえば、私は知らない人からいきなり、身内の愚痴とか悪口とか自慢話とか自分の黒歴史とか、長々とよく聞かされる。初めて会った人によくこんなこと話すよね、ってくらい、昔から私と出会う人々はいろいろ赤裸々に話してくれる。
知らない人からぶっちゃけ話を聞かされるのは、私はぜんぜん嫌ではないし、むしろとても尊くて大事なことだと思っています。自分ひとりの人生で経験できることって限られているからね。私はいろんな人の人生について、その人の感情とか、そしてどうしたのかとか、純粋に興味があるし、簡単に共感したり心を開いてもらえるほうなんだと思う。
この勉強に出会ってからは、インド人に話しかけるときには、私がインドの伝統の教えの恩恵を受けていて、全てのインド人に感謝したいということを伝えるようにしています。それが彼らの中に、自分の文化の尊敬の再帰に繋がることを願っているからです。
今回話しかけた若い子たちは、一見インド人とは分からない風貌で、もし彼らが皆右手首に赤や黒の紐を巻き付けていなければ話しかけていませんでした。でも、話してみるととても礼儀正しい人達で、話しかけて良かったなと思いました。
2026年4月6日月曜日
自分に目を向ける
変わりゆく対象物を変わらずに観ているのは目。
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