今年のお盆期間は、リシケシュのアシュラムにて、マーンドゥーキャ・ウパニシャッドのカーリカーの第一部をシャンカラーチャーリヤのバーシヤに沿って勉強するクラスをしました。途中で風邪を引いたりしましたが、無事全ての予定を終えることができました。
先生方、神々、インドの文化を守ってくださっている方々、そして直接的・間接的に協力してくれた皆さんのおかげです。本当に有難いことです。
スワミジと初めて会った場所である、ガンガーの畔のサットサンガ・ルームにて、日本から来た皆さんと一緒に、マーンドゥーキャ・ウパニシャッドのカーリカーをバーシヤと共にガッツリ勉強ができるなんて。
この宇宙の中で、こんなことが起きているなんて、本当に奇跡です。
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毎日生徒さんが新鮮なお花を捧げられていました。 |
クラスの後、毎日訊かれる質問も、真実を真摯に問う鋭いものばかりで、「スワミジを始め、伝統の先生方は皆、私達の質疑応答を見て喜んでいてくれるだろうなぁ」と感慨無量になるものです。
マーンドゥーキャ・ウパニシャッドには、シャンカラーチャーリヤの先生の先生と言われるゴーダーパダ・アーチャーリヤが著したとされる माण्डूक्य-कारिका があり、それは4つの प्रकरण(トピック)から成ります。
今回はひとつめの प्रकरण である、आगम-प्रकरण を勉強しました。
आगम とは वेद を指す言葉であるように、この प्रकरण はウパニシャッドのヴァーキャを扱っています。つまり、マーンドゥーキャ・ウパニシャッドにある12のマントラを扱うもので、それ以降の प्रकरण の基礎となります。
2つ目の वैतथ्य-प्रकरण は、2026年8月のアナイカッティにて、
3つ目の अद्वैत-प्रकरण は、2026年11月のリシケシュにて予定しています。
日本に帰って来て、自分の復習のために आगमप्रकरण を見返していて思ったのですが、
第2 प्रकरण 以降を受講したい方で、希望される方がクラスを準備してくださるのなら、今回の第1回である आगम-प्रकरण を逃した方のために、もう一度 आगमप्रकरण のクラスをするのも良いかなと思いました。
一日4クラスx丸6日あればできます。もちろん、バーシヤを全てカバーするので、それなりのサンスクリット語のバックグラウンドは必要です。
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スワミジがいつも座っていてくれた場所には、現在は祭壇が置かれています。 |
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