2019年7月16日火曜日

酪農について考えさせられました。

そもそも事の発端は、
日本で幸せな酪農♪と自然に放牧してグラスフェッドで育てている農家さんも、
やっぱり雄牛が生まれたら、ある程度はお母さんと一緒に過ごさせるものの、
その後は食肉用に売り出してしまうという事実を知って、
他の人達はどうしているのだろう?
どういう風にするのが良いか、考える材料として、
もっといろいろ見てみないと。
と思ったことから始まります。


そう思ったその日に、食堂の張り紙の中で目に留まったのは、

滞在中のアシュラムから車で20分ほどの、
名前からしてインド人が運営している牛の為のサンクチュアリ。

サンクチュアリとは、屠殺や不適切な環境を逃れた動物たちが、
安全に過ごせる場所。

さっそくアシュラムの人に頼んで、次の日に訪問できることにしてもらいました。


車の運転はアシュラムの職員さんがしてくれることになっていたのだけど、
急遽、たまたま前日からアシュラムを訪問していた、
インドでの同級生だった獣医さんが運転してくれることになりました。

アメリカの獣医さんで、動物には優しくヴィーガンを推進している彼女曰く、
雄牛なんて生きている価値が無いから、殺すしかないのは当たり前。
だから、そもそも生ませないようにするために、私たちがミルクを飲むのを辞めれば、
牛も無駄に妊娠させられなくて済む、ということでした。
考えさせられるなぁ。。

サンクチュアリの道のりに行くように勧められたテンプルで、
車で上がって行った奥の方に、偶然にも、牛舎があることを発見。


その牛舎を見ていたら、また偶然にも、
テンプルの職員(インド人祭司)がやってきて、
牛舎の運営について、いろいろ聞かせてくれました。

やっぱり、毎日ミルクを調達しようと思えば、どうしても、年に1頭の仔牛を生ませないといけない、ということになる。

きちんとしたテンプルなので、
ミルクのために牛を殺すことがあってはならないということで、
生まれてきた仔牛は、近くのサンクチュアリにご進呈、ということになる。。
考えさせられるなぁ。。

そして、やっと念願のサンクチュアリにやって来て、
いろいろ見学したり、お話を聞いたりすることが出来ました。

牛達は繁殖も搾乳もない「ドライ」な状態で、
特に何を生産するわけでもなく、ダラダラ生きています。
こういう生き方をサポートしてあげられるのが、人間の特権です。
何も生産しないと書きましたが、牛糞は、乾燥させて儀式に使ったり、
肥料や除虫、建設、石鹸などにも使えます。


日本でも、農地を除草したり肥沃にしたりする目的で、
屠殺から救われた牛を引き取って育てる農法が確立されないかな、、
と考えています。

運営者の牛に対する献身的な努力に感動しましたが、
人手不足な状況に、やっぱりいろいろ考えさせられました。

インドの伝統で牛を飼うというのは、
同じ敷地に住んで家族同様に暮らし、
ミルクを出さなくなっても死ぬまで面倒を見るし、
雄牛も農地で利用される。
現代の日本やアメリカの感覚では全く想像もつかない感覚で、
人間が牛達と接しているので、ここで文章にはし尽せないけど、
同じことを現代の日本やアメリカでしよう、という人間がまずいない、
というのは現実でしょう。。。
だから、アヒムサーやヴェーダの価値観に矛盾なく、
牛とどう付き合っていくのか、状況に合わせて、考えるしかない。

ヴェーダは、自分の頭で考えることを推奨する聖典です。
この点で、他の多くの宗教の聖典の教えとは正反対に異なります。

「神が言われたことなのだから、ごちゃごちゃ考えずに、
言われた通りに従うべき」という盲目的な信仰ではなく、
「神は私達に脳みそを与えたのだから、正しく使うべき」という態度です。


空港までの帰路でも、車で送ってくれた生徒さんが、
牛の世話を3年ほどしていて、農業にも詳しい人だったり、
その人のジョーティシュの先生が、これまた獣医だったり、
と、酪農についての話を、1時間半の空港までの道中で、
いろいろ聞くことが出来ました。

話はそれますが、、
彼女は心理・精神を専門とする医者(英語でも日本語でも何と言うか忘れました)を
25年もしていて、医学的に人間の心理を理解する限界を感じていたけれども、
ジョーティシュを学び始めから、それが人間の心理について理解するための有効な手段であると気付いたそうです。へぇーそうなんだ、という感じです。


ミルクを出すためには牛を妊娠させなければならないそうですが、
自然受精は雄雌どちらにとってもケガなどのリスクなどがあるそうで、
人口受精がより確実なのだそうですが、それはそれで、
なぜか、どうしても、雄の仔牛ばかりが生まれてくるそうです。。

これからは、もっと乳製品の消費を控え、
同時に、日本と世界全体の罪滅ぼしとして、サンクチュアリの運営や、
牛の糞を活かす方法、牛と共にある農業などについて、提案・支援できるよう、
情報収集を進めて行きたいと決心を固めました。。。


アメリカのアシュラムのリポート

ずっと行って見たいな~と思いながら、
インドのアシュラムに住んでいる間は、
スワミジの下で学び教える超多忙な日々だったので、
長期にアシュラムを空けるなんて夢のような話だったけど、
今は自由が利くので、今のうちに!ということで、
思い切ってニューヨークまで行ってきました。遠いですね。
ダクシナームールティ寺院

滞在して思ったこと:

アメリカのみならず、世界中にいるインド移民の数は莫大です。
彼らインド人移民は、食べ物や服装のみならず、
ヒンドゥー文化の価値観を色濃く維持していますが、
他の移民とは違って、社会の異分子や不安要素になっているという話はあまり聞きません。
インド人移民の社会的ステータスは一般的に高く、
自国にいる家族だけでなく移民先の社会やコミュニティーにも、
非利己的に大きく貢献しているのが一般的です。
これも、ヴェーダの文化的価値観を大きく反映してのことです。

このような彼らの精神の礎となっているヴェーダの智慧は、
人種を問わず、もっと研究・応用していくべきだと思います。
アメリカのアシュラムを訪問し、そこに関わるインド系移民を見ていて強く感じました。



テンプルのご本尊はもちろんダクシナームールティです。
インドから専門家が来て建立されたものです。
こちらの手前がレクチャーホールとして使われていましたが、
今年から巨大なオーディトリアムがオープンしました。


 スワミジと、ヴェーダ・バガヴァーン。

シッディヴィナーヤカと呼ばれる、ガネーシャも奉られています。

 メーダー・ダクシナームールティ。

 テンプルの外観。朝のプージャーは5時半ごろから。霧が立ち込めています。

 スワミジのクティア。ここでもガンガーと言う名前。

 スワミジに会える場所は、ダヤーラヤと名付けられています。

スワミジのお部屋も見せてもらいました。

シャーンティ・トレイルと呼ばれているお散歩道
年を追うごとに敷地を拡張しているそうですが、
ほとんどは自然のままにしてあります。

スワミジのクティアの横の花壇。
アシュラムの敷地は手入れが行き届いています。
ガーデニングのお世話をしていたアメリカ人の生徒が、
ガーデニングするのには最高なコンディション!と絶賛していました。
すべてがおとぎ話の国のように綺麗に整っていますから。。


食堂はアメリカンな感じ。
奥の席が、スワミジの席です。

インドのメニューに、サラダが付く、って感じです。

ティータイムには訪問者がスナックを置いて行ってくれます。

テンプルの入り口付近の靴箱。
靴と一緒に本を置かないで!というサインがいっぱい。
アメリカ人はやっちゃうんでしょうね。日本人も同様ですね。


私が宿泊させてもらっていたコテージ。


 事務所もかわいい。
 
テンプルはいつ見ても素敵。

プラドーシャのプージャーで偶然再会したアショーク君。
小さな頃から、お兄さんとお母さんと一緒に、
いつもスワミジに会いにきておられました。
今はこんなに大きくなってしまって。。
お母さんはとても教育熱心で、幼稚園から高校まで学校に行かせずに、
ずっとホームスクーリングしておられます。
お兄さんは今年からハーヴァードです。
日本では、学校に行けなくて人生行き詰っている人が多いと聞きますが、
だったら行かなくてもいいのに、と心が痛みます。

 散歩道にて。
滞在中、アメリカ人の教え子が教えているクラスで教える機会がありました。
スワミジに倣って、文法の技術的な話からヴェーダーンタへの繋げたのですが、
それにとても感動され、後日、個人的に話すためにわざわざ来てくれました。
写真は、その時いただいたお花。


他にもスワミジとゆかりの深い多くの方々と話す機会に恵まれ、
本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。

本当に、スワミジからヴェーダーンタを学ぶことが出来て良かった。。


セーラースブルグの新館、巨大オーディトリアム

スワミジのご遺志で、セーラースブルグのアシュラムの敷地内に建てられた、
立派なオーディトリウム。これまた立派な厨房と食堂やその他施設が揃っています。

正式なオープンはインデペンデンス・デイの7月4日でしたが、
私は前日に日本に帰ることになっていたので、特別に中を案内してもらいました。


始めて通りかかったとき、どこかでっかい教会の敷地に迷い込んだのかと思いました。

400人以上が座れる食堂。

子どもの劇の衣装部屋。すごい数のコレクション。。

地下熱を利用したセントラル・ヒーティング&クーリング・システム。

400人以上が座れるホール。
全てが最新鋭の設備。

ホールの周りでは、飲み物が簡単に手に入るようになっている。

オーディオ管理室。
生徒さんが頑張って操作の勉強をしてはりました。

豆と穀物貯蔵庫。

キッチン担当のラーマンさんは、いつもハッピーな笑顔。

ドーサ用鉄板。



オーディトリアムに入ったらすぐに座れる場所がある。

正面入り口。
担当の方。


セーラースブルグのアシュラムお散歩道、シャーンティ・トレイル

ニューヨークから車を飛ばして1時間半ほど、
ペンシルヴァニア州の小さな一角、セーラースブルグということろに、
スワミジのアシュラムがあります。
緯度が高いので、夏は日が長いです。
ちょうど夏至に到着したのですが、夜の10時くらいまでうっすら明るかったです。
夕食が終わって、夜の8時半ごろに夕方のお散歩をしていました。

野生のシカやウサギ、鳥たちと遭遇します。



























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