タクシードライヴァーとの会話

バンガロール市内から空港までの１時間、私の白いサリー姿に「何で？何で？」と興味津々のタクシーの運転手に、根掘り葉掘りの質問攻めに遭い、私が日本からリシケシに来て今日に至るまでの長い話をさせられてしまった。やたらいいとこ突いてくる質問をする人だったので。
「今からバリに行って、日本に行って、その後は何するの？２，３か月したらインドに戻ってくるんでしょ？」と聞いて来たので、「そう、３か月後に戻ってくるよ」と返事をしたら、いきなり、「もうインドに帰ってこなくていい！チケットなんかキャンセル出来る！君は１０年間インドで学び教えてきたんだから、これからは日本でも同じように学び教えることができる！日本にとどまって教え続けろ！たくさんの生徒に教えて、でっかい学校を作るんだ！だから、もうインドに帰って来んな！！」と、なんで初めて話すタクシーの運転手にこんなことをこんな言い方で言われなきゃならないの？ということを、５回くらいしつこく言われました。インドって自由な国だなぁ。
話の中で何度も、「ヴェーダーンタの勉強って結局何なの？」と訊いて来るので、「そんなに興味があるなら、勉強したら？英語もうまいし、カンナダもヒンディーも話せて読み書きもできるんでしょ？」と言ったら、「そうだけど、自分はムスリムだし、子供も２人いるし。。」と引き気味。「宗教とか関係ないよ。今は家庭や社会に貢献するのがあなたの義務で最優先だから、のちのち時間がみつかったらいつでも探して見つけておいでよ。もしも勉強がしたかったら、だけど。」と言っても、「。。。」だったのに、空港に入ってからいきなり、「やっぱり勉強したい！君から教わりたい！教えてくれ！」と、さっきのインド帰ってくんな発言は何だったの？という展開に。インド人の先生から教わったほうがいいと思ったので、そう伝えました。
インド、自由すぎ。