読みやすく編纂し、100冊刷ったので、日本の皆さんに配布しますね。 |
ヴィシュヌ・サハッスラ・ナーマとは、
ここにある全てであるバガヴァーン・ヴィシュヌの千の名前です。
ひとつのバガヴァーンに千の名前がある。
これらひとつひとつの名前の意味を勉強することは、
バガヴァーンとは何かの理解につながることから、
バガヴァーンとの関わりを持ち、深めることを助けてくれ、
さらに、バガヴァーンの本質が、自分の本質に他ならない事実の理解へと導いてくれます。
今春から東京と広島で教えることになったヴィシュヌ・サハッスラ・ナーマについて、紹介文をお願いされたので、書いてみました。
本質的なことは以上のもので言い尽くされているので、これで十分ですが、
背景の話については、以下のようなものでもいいかも知れません。
マハーバーラタの中でユディシュティラが死期を待つビーシュマに、
以下のような質問をした答えが、ヴィシュヌ・サハッスラ・ナーマ・スト―ットラです。
किमेकं दैवतं लोके किं वाप्येकं परायणम् ।
स्तुवन्तः कं कमर्चन्तः प्राप्नुयुर्मानवाः शुभम् ॥
को धर्मः सर्वधर्माणां भवतः परमो मतः ।
किं जपन्मुच्यते जन्तुर्जन्मसंसारबन्धनात् ॥
kimekaṃ daivataṃ loke kiṃ vāpyekaṃ parāyaṇam |
stuvantaḥ kaṃ kamarcantaḥ prāpnuyurmānavāḥ śubham ||
ko dharmaḥ sarvadharmāṇāṃ bhavataḥ paramo mataḥ |
kiṃ japanmucyate janturjanmasaṃsārabandhanāt ||
この世でひとつ崇拝するべきものは何か?
この世でひとつ得るべきものは何か?
何を賞賛し、何を称賛する人々が、吉兆を得るのでしょうか?
全てのするべきことの中で、何があなたの知る最上のものですか?
何を唱え続ける人が、生まれては何かになり続ければならないという束縛から自由になるのでしょうか?
(意訳・Medha)