2017年4月4日火曜日

書簡より ― 知ることと感じることの違い

自分の本質が、幸せの本質である、
というヴェーダーンタの教えは、
知り、理解する為にあるもので、
感じる為にあるものではありません。
幸せや不安な感情など、心の中でのあらゆる出来事は、経験の対象物であって、
自分の本質ではないのです。

大切な人のことを思って不安になったりすることは、とても美しいことです。
この人に何かあったら、とお互いに不安な気持ちになれる人に恵まれていることは、
人間としてとても幸運なことです。その気持ちは大事にしてくださいね!

ヴェーダーンタの教えは、不安な気持ちを変えようとするものではありません。
不安でも喜びでも、いろいろな感情を感じられるのは、
不安でも喜びでもない、それらを対象化している、
あらゆる感情から制限されていない、感情から自由な、
自分の本質である、意識という存在があるからです。

感情は、感じるべきものです。
あらゆる感覚を静観している自分の本質は、知るべきものです。
それらは根本的に次元が違うものだ、
と知っているのが、ヴェーダーンタの知識です。
 
「どんな悲しみの中にあっても、その悲しみを感じている私の本質は、
悲しみの中の存在ではなく、
悲しみをも支えている、意識という無限な存在である」
ヴェーダーンタが教えている、この自分の本質とは、
知るべき事実であり、感じるべき対象物ではありません。

悲しみの中には無い、悲しみから自由である、自分の本質を知っていれば、
より自由に悲しむことができるのです。
悲しんだり、不安に感じることから、恐れる必要がなくなるだけです。
なぜなら、自分の本質を正しく知っているからです。


祈りを込めて。。。

Medha みちか

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