ジョーティシュについても詳しいプージャ・スワミジの下で、
ヴェーダーンタを学んで来て、見聞きしたことを基に、
ヴェーダーンタの生徒という観点から書きますね。
ジョーティシュには、
1.天文学的側面
2.占星術的側面
という二つの側面があります。
結論から先に書くと、ヴェーダーンタを勉強している人なら、
ジョーティシュの知識は、天文学的側面に留めておいて、
占星術的側面からは、賢明な距離を置くようにしましょう。
というのが、私から言えることです。
1.天文学的側面とは:
地球上の自分のいる地点から見て、太陽や月、木星や土星などが、
今どこの星座の辺りを周っているかとか、
太陽と月と地球が一直線上に揃った時点から、今は何度分月が動いたとか、
科学的にも証明できる、天体に関する知識がベースにあり、
その天体の動きと合わせて行われるべき儀式を、
何時にするかといったことを決定するために使われるジョーティシャの知識を、
天文学的側面と言うことが出来ます。
また、自分の生まれた時点と地点での星の相対的な位置から、
どのような儀式をいつするのがふさわしいかを決めることもあります。
ヴェーダの文化では、自分の行動は、宇宙の動きと調和して行うものなので、
ある程度の天体に関する知識は必須です。
ある程度、とは、パンチャーンガが大体読めるようになれば、
ヴェーダーンタを勉強している人には、それでOKです。
地動説どころか、太陽も、銀河も、全ては動いていて、全ては相対的なものだ、
という概念が、儀式の知識の大前提知識として既に確立されているのが、
ヴェーダの文化。
それがすごいかどうかとか、傍からの意見はどうでも良いことで、
ヴェーダの文化は、その中に生きてこそ、恩恵が受けられるものです。
と、日々感謝しながら生きています。。。ヴェーダーンタに来れて良かった。。。
2.占星術的側面とは:
占星術という側面は、天体の動きを基に、未来を予測するというもので、
ヴェーダーンタを勉強している人なら、距離を置いて、賢く付き合う必要があります。
ヴェーダーンタを勉強する人は、客観性を養うべきであり、
占いに耽ったり翻弄されたりするのは、注意すべきことです。
そもそも、未来に起きる出来事には、多くの因子が絡んでいるので、
自分のチャートからだけで正確に予測するのは無理だと言われています。
そして、ここはとても大事な点ですが、
占星術師だからといってヴェーダーンタをちゃんと勉強している訳ではないので、
その占星術師のプルシャアルタ自体が混乱しているのなら、
そんな人にチャートを読んでもらっても、
混乱した価値観をベースにしたアドヴァイスしかもらえません。
(それがアシュラム近隣の有名な占星術師であったとしても、ですよ~!)
例えば、占星術師本人のプルシャアルタが、アルタやカーマなら、
アシュラムに住んでヴェーダーンタの勉強なんかしている時間なんて、
アルタもカーマも実現できない無意味で惨めな時間だと思われる訳ですから、
それを避けるようなアドヴァイスをするかも知れませんね。
モークシャの意味を明確に知っていて、あなたの幸福を願っている先生なら、
チャートを見せても見せなくても、
自分にとって本当の意味で役に立つアドヴァイスが頂けるはずです。
そして、そのような先生からアドヴァイスをお願いするのなら、それにきちんと従うべきです。
「ジョーティシュにこんなことを言われたのですが、、」
という悩みを抱える人から、プージャ・スワミジに質問して欲しい、
と頼まれたことが何度かあります。
私が仲介役として質問する際、プージャ・スワミジはよく、
「こんなこと人に言うのは経験不足なジョーティシュだね」とおっしゃっていました。
その人の真のプルシャアルタを見据えてアドヴァイス出来るジョーティシュはほとんどいません。
ジョーティシュに行く人は、悩みを抱えているから行くわけですが、
悩みの解決に、自暴自棄な手段を取るくらいなら、
ジョーティシュに行って、祈りの処方箋をもらう、と割り切るのが良いと思います。
しかし、自分が何をすべきか?ということは、
ヴェーダーンタを勉強しながらダルマに沿って生きていれば、
おのずと明確になり、迷いはなくなります。
ちなみに、、、
シュリーヤントラは、絶対に近づいてはならないと、
プージャスワミジがしょっちゅう仰っていたものです。
理由は、話せば長くなりますが、要するに、触らぬ神に祟りなし、です。
私なら、シュリーヤントラを勧めてくるようなジョーティシュとは距離を置きますし、
「シュリーヤントラを持っているのですが、どうしたらいいですか?」という相談にも乗りかねます。
参考になれば幸いです。
ヴェーダーンタを学んで来て、見聞きしたことを基に、
ヴェーダーンタの生徒という観点から書きますね。
ジョーティシュには、
1.天文学的側面
2.占星術的側面
という二つの側面があります。
結論から先に書くと、ヴェーダーンタを勉強している人なら、
ジョーティシュの知識は、天文学的側面に留めておいて、
占星術的側面からは、賢明な距離を置くようにしましょう。
というのが、私から言えることです。
1.天文学的側面とは:
地球上の自分のいる地点から見て、太陽や月、木星や土星などが、
今どこの星座の辺りを周っているかとか、
太陽と月と地球が一直線上に揃った時点から、今は何度分月が動いたとか、
科学的にも証明できる、天体に関する知識がベースにあり、
その天体の動きと合わせて行われるべき儀式を、
何時にするかといったことを決定するために使われるジョーティシャの知識を、
天文学的側面と言うことが出来ます。
また、自分の生まれた時点と地点での星の相対的な位置から、
どのような儀式をいつするのがふさわしいかを決めることもあります。
ヴェーダの文化では、自分の行動は、宇宙の動きと調和して行うものなので、
ある程度の天体に関する知識は必須です。
ある程度、とは、パンチャーンガが大体読めるようになれば、
ヴェーダーンタを勉強している人には、それでOKです。
地動説どころか、太陽も、銀河も、全ては動いていて、全ては相対的なものだ、
という概念が、儀式の知識の大前提知識として既に確立されているのが、
ヴェーダの文化。
それがすごいかどうかとか、傍からの意見はどうでも良いことで、
ヴェーダの文化は、その中に生きてこそ、恩恵が受けられるものです。
と、日々感謝しながら生きています。。。ヴェーダーンタに来れて良かった。。。
2.占星術的側面とは:
占星術という側面は、天体の動きを基に、未来を予測するというもので、
ヴェーダーンタを勉強している人なら、距離を置いて、賢く付き合う必要があります。
ヴェーダーンタを勉強する人は、客観性を養うべきであり、
占いに耽ったり翻弄されたりするのは、注意すべきことです。
そもそも、未来に起きる出来事には、多くの因子が絡んでいるので、
自分のチャートからだけで正確に予測するのは無理だと言われています。
そして、ここはとても大事な点ですが、
占星術師だからといってヴェーダーンタをちゃんと勉強している訳ではないので、
その占星術師のプルシャアルタ自体が混乱しているのなら、
そんな人にチャートを読んでもらっても、
混乱した価値観をベースにしたアドヴァイスしかもらえません。
(それがアシュラム近隣の有名な占星術師であったとしても、ですよ~!)
例えば、占星術師本人のプルシャアルタが、アルタやカーマなら、
アシュラムに住んでヴェーダーンタの勉強なんかしている時間なんて、
アルタもカーマも実現できない無意味で惨めな時間だと思われる訳ですから、
それを避けるようなアドヴァイスをするかも知れませんね。
モークシャの意味を明確に知っていて、あなたの幸福を願っている先生なら、
チャートを見せても見せなくても、
自分にとって本当の意味で役に立つアドヴァイスが頂けるはずです。
そして、そのような先生からアドヴァイスをお願いするのなら、それにきちんと従うべきです。
「ジョーティシュにこんなことを言われたのですが、、」
という悩みを抱える人から、プージャ・スワミジに質問して欲しい、
と頼まれたことが何度かあります。
私が仲介役として質問する際、プージャ・スワミジはよく、
「こんなこと人に言うのは経験不足なジョーティシュだね」とおっしゃっていました。
その人の真のプルシャアルタを見据えてアドヴァイス出来るジョーティシュはほとんどいません。
ジョーティシュに行く人は、悩みを抱えているから行くわけですが、
悩みの解決に、自暴自棄な手段を取るくらいなら、
ジョーティシュに行って、祈りの処方箋をもらう、と割り切るのが良いと思います。
しかし、自分が何をすべきか?ということは、
ヴェーダーンタを勉強しながらダルマに沿って生きていれば、
おのずと明確になり、迷いはなくなります。
ちなみに、、、
シュリーヤントラは、絶対に近づいてはならないと、
プージャスワミジがしょっちゅう仰っていたものです。
理由は、話せば長くなりますが、要するに、触らぬ神に祟りなし、です。
私なら、シュリーヤントラを勧めてくるようなジョーティシュとは距離を置きますし、
「シュリーヤントラを持っているのですが、どうしたらいいですか?」という相談にも乗りかねます。
参考になれば幸いです。