2016年4月12日火曜日

サンスクリットは生きている

毎日、可愛いね!と声を掛けています。

今日久々に、拙著のアマゾンでの書評をチェックすると、

罵詈雑言とまでは言わなくても、感情的なコメントが☆1つで残されていました。

コメントは、「音源が無い」 「何をもってして正しい発音とするのか」といった内容です。

音源は、インターネット上で無料配布しており、巻末で紹介しております。

「サンスクリット語の正しい発音とはなにか」、という点も、

本書の巻頭でも、本文中でも繰り返し説明しています。

数は少なくなったけど、インドではヴェーダの朗唱が先生から生徒へと、

途切れることなく続いているのです。

私の先生方は皆、そのような生きた伝統の中で学び教えられている方々です。



このコメントをした人、よっぽど読解能力が欠けているのか?

サンスクリットに興味があるのに?

と不思議に思い、コメントをつけた人のリンクをクリックすると、、、、

驚いたことに、リンク先のサイトは、

日本でかなり有名と思われる、仏道の役職の方のサイトでした。

既にサンスクリット語文法のテキストを何冊も著しておられ、

日本の大学でも長年教えていた方です。


コメントをされた方は、生きたサンスクリット語の伝統があることすら知らないようですし、

ちゃんと本を読まずに感情的に批判を書いておられるので、

仏道系の学者が、こんなラジャスなことをするのかな?

と、本当にご本人かは疑問の残るところで、

関係の無い人がリンクを貼っただけかも知れません。




しかし実際、欧米の学界と、その訳文に頼っている日本の学界では、

コロンビア大学のSheldon Pollock教授が言い放っているように、

サンスクリット語は「dead language」であり、

彼らのサンスクリット文献の研究は、「昔のことの研究」のようです。


近代から現代まで、西洋のサンスクリット学者は、

インドの伝統文化を蔑み、インド人にもインド文化を蔑むように教育しようとする、

強い植民地的思想が根底にあります。

それは、彼らの書いた文法書を読んでいるだけでも分かります。
 
西洋のサンスクリット研究に頼っている日本の大学にも、

そんな植民地思想が受け継がれているようです。

サンスクリットに関しては、大学だからと信用しないように、

これからインドの伝統文化を学ぶ人には気をつけて欲しい。

今朝のハイピスカス

 
「サンスクリット語は死語」と豪語する学界の見解とはうらはらに、

私の生きているインドの現実では、

生きた伝統の中で、サンスクリット語は生きています。

そしてヴェーダーンタの教える、今、ここにある自分を知るためには、

インドの生きた伝統を知る先生から学ぶしかないのです。

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