2016年11月20日日曜日

サンクス・ギビング・ホリデーに思うこと

11月の第4木曜日は、サンクス・ギビング・デー。

サンクス・ギビング・ホリデーに当たる今週には、
七面鳥が何千万羽という単位で生贄として大量虐殺されます。

そんな中、Change.orgの署名活動でまわって来たのが、
「ヒンドゥーの少数部族が年に一回のお祭りで、動物を生贄に殺すのがむごいからやめさせましょう!」というもの。

ヒンドゥーってもともとベジタリアンで、残りの364日はベジタリアンか、
インドで回収活動をしている宗教の人達よりは、ずいぶん殺生は少ないはず。
しかも、内容をざっと読んだけど、大量虐殺ではなく、殺されるのは年に一匹?

毎日ビーフステーキなどの動物を殺した肉を食べて、
サンクスギビングに『伝統文化に従って』ターキーを食べながら、
「ヒンドゥーの野蛮人め!」って言いながら署名をしている人は、
結構多いんじゃないの?と思いました。

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どこかの山奥の少数民族が年一回の生贄祭をするのを批判し
禁止にさせる署名活動は、ネット上で頻繁に見かけますが、

日本やアメリカやその他の国の都市部に住む、
『大多数』の人間が、
『毎日毎日』行っている、少数民族がする生贄の
『何百、何千万倍もの産業的屠殺』を批判して、
辞めさせましょう!という署名活動は、
全くと言っていいほど見かけないのは、なぜでしょうか?

少数民族なら『野蛮』といって止めさせて、
大多数がやっていたら、『そういうもんだから』、巻かれるべき、

というのなら、本来の目的が、動物愛護ではなく、
弱い者いじめや少数派への不寛容になってしまいます。

本当に動物を殺すことに反対なら、
大規模な屠殺に働きかけるのが理にかなっています。

野蛮なのを吊し上げれば、
何も考えていない人が考えるきっかけになる、
という捉え方も出来ますが、

自分を変えずに、矛先を遠い他人に向けている限り、
それは矛盾や弱いものいじめに終わってしまい、
その人自身の変化には繋がらないと思います。

早い話が、生贄祭を批判している人達って、みんなベジタリアンなの?
そうじゃなきゃ、矛盾してない?ということです。

あと、インドに住んでいるので感じることですが、
自分たちの文化に誇りを持てなくさせ、民衆を分断させる、
という、政治的な操作の臭いがするな、
ということが言いたいことです。

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