アシュラムの池に咲く蓮 |
だいたい日曜日は、アイちゃんが、
アマランサ(インドの稗の一種)入りの長粒ごはんを炊いてくれる。
これが本当にありがたい。
今日はそれを、みどりちゃんが私の家まで歩いてもって来てくれた。
優しいなぁ。
3日前からの脱水症でいまだに頭が冴えないけれども、
サンスクリット文法書の編集に没頭して、お昼のことなど忘れていた。
生徒のジャイ・クマールくんと、グルプラカーシャくんが、
300ページと、やたら分厚くなった文法書を細かく校正してくれているのだ。
何でみんな、こんなに親切なのか、分からない。
みどりちゃんが来てくれなかったらお昼だって気付かなかったかも。
ダイニングホールから、茹で野菜と豆ももって来てくれたので、
お茶漬けの素と全部あわせて、いただく。
塩分が必要な私にとっては、身体に染みる~。
本当に何でみんな、こんな私に対してこんなに親切なのか、
小さな頃から、これが一番大きなミステリーだと思っている。
私には聖人の逸話も、魔法のような奇跡物語も必要ない。
今までの私の人生に関ってきてくれた、名も無い人のことを考えるだけで、
充分に驚嘆と畏怖に値する。