ラクシュミーなどの神々について、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、著書の中で「偶像崇拝の恩恵」という項目で、「ガネーシャやラクシュミー、サラスヴァティ―といった神は、力が包括的ではなく限られているからこそ、関心を持ち、えこひいきをする」といった、勘違いも甚だしい、伝統の教えを知らない「学者」の無知を露呈しています。
ヒンドゥー教の教えは、正しい師からの教えに出会い、きちんとクラスに出て教わらない限り、大学で研究していようが本を読み漁ろうが、多くの場所に行って多くの人から話を聞いて見聞を広め見識を深めようが、無知と混乱は解け無い、という良い例です。
彼はヒンドゥー教についての彼なりの知識を著書の中で多く紹介していますが、どれもこれも、「よくある勘違い」ばかりです。こんな本が世界中でベストセラーになって、、とも思いますが、どうせ彼の本を読む人の多くは彼の意図するところを読めていないでしょうし(本なんてそんなもんです。)ラクシュミーやガネーシャ、サラッスヴァティーといった名前を目にすることだけでも吉兆だと思うので、どれだけ小さくても多くの人がブレッシングを得る機会となることを祈るばかりです。。