「成功のものさし」の模索 － シェアした記事について

「成功のものさし」について、正しく考え、認識させてくれるのが、ヴェーダの「ダルマ」です。

成功とは何か、人間は分かっているつもりでも、実は根本的に混乱したまま、一生の時間をジタバタしたまま過ごしています。

政治家や教育者やオピニオン・リーダーと言われる立派な大人が率先して、何が成功なのかについて混乱しているのですから、社会全体が混乱するのも当たり前です。

だから、「成功のものさしとは何か、模索しなければ」と、まずきちんと認識するところから始めなければなりません。

記事の本文では、競争が格差を広げている問題が指摘されています。
https://globe.asahi.com/article/12709128

自由競争を善しとして、他を蹴落としてでも競争に勝ったものが成功者になる、という「成功のものさし」では、誰も幸せになれません。これは、アメリカが率先して実証し、日本も含め世界中で実証済みです。

ヴェーダの価値観では、競争に勝つことが成功ではありません。
人間が人間として成長することが成功です。

生まれや国籍・職業・年齢・性別などに関係なく、誰もが自分の居る場所で、完全な人間として成長することが出来ると教えています。

ヴェーダは、自分と世界を正しく認識するための知識を教えているので、この鈴木大裕さんという方を始め、教育者や政治に関わる人にも、ヴェーダを是非勉強していただきたいです。

これからはもっと、このような方々にヴェーダの価値観を知ってもらえるような機会を増やしていけるよう、努力していくつもりです。。

まずは、名古屋と奈良のクラスで、要点をわかりやすくまとめたお話ができれば、と思っています。

追記：

プージャスワミジは、インドでは、それこそ商工会議所や大学のような様々なところで一般の大きな聴衆に向けてお話をされていましたから、私も「一般向けに、サラリーマンでも学生さんでも来れるような勉強会に」という考えでずっと進めています。

私がインドから帰って来て断続的に日本で教え始めてまだ2年も経ちませんが、既存のヴェーダーンタの勉強会の雰囲気は、私の目から見て「スピ系の一種と勘違いされてるんじゃないの？」と感じるものでしたから、（実際には、アーシュラマに関する混乱、精神的自立の無さ、ヨガのクラスなど他で聞いて来たことのごっちゃ混ぜ）それを払拭する為に尽力し続け、実際私の勉強会ではいろいろ必要な改革を起こしてきました。

しかしまだまだ、現代の社会に求められているダルマの価値観を、広く提供するまでには至っていないので、大学や商工会議所とのコネを誰か紹介してください！という意味で投稿しています。

長い年月をかけてじっくりサンスクリット語の原典を勉強する形のヴェーダーンタの勉強は、いたずらに広めようとするのは危険ですが、一度聞いただけでも人生観が変わるダルマの価値観についての教えは、老若男女問わず広く提供されるべきです。

ゆえに、ダルマについて知る機会を広く積極的に作っていき、社会や家庭に身を置いて活躍している先生方か私なりがお話に伺えることが出来れば、もしくは私は執筆という形で、と思いながら自分に出来る行動を進めているところです。

あと、これは何度も言っていますが、サンニャーシンとそれ以外のライフスタイルは違うので、仕事や家庭を持って社会に貢献しながら成長すべき人が、サンニャーシンの先生のまねをするのは間違っていますし、サンニャーシンの先生が、見本を見せるために仕事や家庭を持つことも出来ません。