グルクラムに感謝を表すビクシャー(食事の提供)をしました。ありがたいことです。。 |
この秋冬は立て続けに3回、
11月に10日間、1月に3週間、そして2月に5日間と、
私の母校である南インドのグルクラム(先生の家、住み込みで勉強する場所)にて、
日本語でヴェーダーンタの知識に触れる機会を設けました。
「キャンプ」とは、数日間泊まり込みで勉強することを指す、
一般的に聞き慣れ、言い慣れてい言葉ですが、
やっぱり「リトリート」と呼ぶ方が良いですね。
インドで何日間も泊まり込みで勉強する、というと、
「修行にし行く!」と思われがちですが、
実際はその逆です。
リトリートとは、(戦線などから)身を引く、という意味で使われます。
毎日の生活そのものが修行であるべきなのに、
人生の目的、そして毎日の生活の目的をきちんと見極めることなく生きているがゆえに、
毎日の生活が、そして人生が、辛い努力ばかりで空回りしてしまっている。
だから、毎日の生活という意味の分からない戦線から一歩退き、
離れたところから、客観的に、人生の意味、幸せの意味を考え直してみる。
幸せになりたいのは人類共通だけど、何が幸せなのか、幸せとは何なのか、
それについて、人生の中でたった10分でも、きちんと考えたことがなく、
「これをゲットすれば幸せになれる」「これさえなければ幸せになれる」と信じて、
毎日額に汗してひたむきに生きている。けど。。
インドにて教え継がれている聖典は、
幸せの本当の意味を正しく知るためにあります。
忙殺される毎日から一歩退いてみて、
今まで生きてきた経験を振り返り、
人生が空回りしている(それをサムサーラとも呼ぶ)カラクリに気づき、
自分が本当に欲しい幸せとは一体何だったのか、
聖典の言葉が人間に向けた優しい言葉に沿いながら、
ひとりひとりが自分の頭を使ってゆっくり考える。
それが、このグルクラムで使われる「リトリート」という言葉の意味です。
毎日のサットヴァなごはん |
参加者の皆さんのランゴーリは目を見張る速さで上達します |
プリーストの方々。光っていますね。こんな人たち日本では絶対にお目にかかれませんね。 |
偶然にも色がマッチしているガールズ |
朝焼け |
1月にはスワミジの生家にも行きました。 |
グジュラートのスワミジからプラサーダムとしていただいた素敵なお菓子。 |
ポンガル(タミルの新年)では牛のプージャーにも参列できました。 |
プラサーダム。。 |
スーリヤナーラーヤナ・プージャー。太陽にアーラティするのって素敵。。 |
ポンガル特別仕様ランゴーリ |
アーチャーリヤに会いに来た孔雀さん。 |
でっかいコーラム |
ヴェーダーンタの先生であるスワミジに教えを乞い、一緒に教室まで来てもらいます。 |
幻想的なプージャーでした。 |
近くに併設されているアーユルヴェーダ施設SDJにも見学に行きました。 |
SDJでは広大な敷地内で薬草も育てています。 |
ホーマ(ヴェーダの火の儀式)の後。 |