グラハスタ真っ盛りで、ヴェーダーンタの勉強をされているのなら、
ヴェーダの文化に触れたからこそ、より豊かに、華やかに、色鮮やかに、
デーヴァター達に祈りを捧げる生活により、デーヴァター達からの恩恵をいっぱい浴びて、
夫婦円満、そして家庭や事業の繁栄など、ダルマに沿って達成して、
沢山の愛する人に囲まれながら、沢山の愛情表現をして、
グラハスタライフを存分に満喫しながら、そして、
沢山与える為に沢山働き、沢山与えることにより成長(アンタッカラナ・シュッディ)できる、
人生で唯一のチャンスなのだから、
貧乏くさい苦行僧ごっこしていたらもったいないです。
グラハスタは、グラハスタらしく生きてこそ、アンタッカラナ・シュッディが得られる、
というように、人生の四つのステージは、自分のステージをちゃんとこなしてこそ、
そこで得るべき成長が得られるように出来ているのです。
ゆえに、ヴェーダーンタを勉強しているのに、
ブランマチャーリーみたいなグラハスタや、
そして行く果てはグラハスタみたいなサンニャーシ―になってしまっては、
元も子もありません。
ウバヤ・ブラシュタ(モークシャもそれ以外のプルシャアルタも達成できない、どっちもつかず)になっていまいます。
追記:
サンニャーサはヴェーダーンタの勉強をするためにありますが、
ヴェーダーンタの勉強は、その人が聴きたいのなら、どのステージでしても良いものです。
パートナーや家族がいるまだ若いうちからヴェーダーンタを聴きたくなるというのは、
多大で稀なプンニャの表れです。勉強の時間は作りづらいですが、
家庭・社会生活にいるうちから、そこから得るべき成長が何か分かるのですから、
とてもラッキーなのですよ。
グラハスタ真っ盛りのうちから家族や社会活動に否定的になっていては、成長が得られません。