2016年9月29日木曜日

ユーロセントリズム(西欧中心主義) 日本のサンスクリット学界 - これからインドの伝統文化を学習される方へ

(前回の続きです)
日本のサンスクリット研究者から寄せられるコメントを読んでいると、
彼らの無知さに驚かされます。

『何をもって「正しい発音」としているのか』(http://amzn.to/2dg9UdY
さえも知らないなんて!

本当に、日本では何も知られていないのだなぁ、と実感させられます。


「サンスクリット語は死語だ!」と豪語しながら、人格的な低さを露呈するような酷い書き込みをした人のプロフィールを見ると、
某有名仏教寺住職で、大学の元教授でした。

そんな人でもサンスクリットの大学教授が務まる日本の状況は、
かなりアマンガラ(不吉)です。

そのような人ばかりでないことを願いますが。。。

日本のサンスクリット研究は、植民地制度によって派遣された
西欧学者の研究を基として、完全と言って良いほど頼っています。
ゆえに、現在まで続くインドの伝統に無知・無関心であっても仕方ありません。

しかし、専門的に聞こえるけれど、それこそ出典出してみ!
と言いたくなる、薄っぺらで無知を晒し出す文章を偉そうに長々と書かれるので、
何も知らない人達は「参考になる」と受け取ってしまいます。
危険ですね。。。

大学やお寺の名前を後ろ盾にして、
「我らこそがアカデミックな権威だ!」と言ってはばからず、
インド本来の知識を踏みにじる人々が、鎮静されますように。。。

そして、ヴェーダーンタやヨーガ、アーユルヴェーダ、
インド伝統の学問・美術・芸術の誠実な学習者が、
彼らのような無知な「学者」に、混乱させられませんように。。。

結論:
サンスクリットに関して、
1.インドに今なお受け継がれる伝統の知識
2.日本の大学などにおける研究
は『それぞれ別物』と認識する必要があります。

さらに、モニエル、アントワンなどの西欧の学者達の著書を使う時は、
かなりユーロセントリックに偏っている、
(誤解を恐れずにはっきりわかりやすくいうと、インドの伝統を軽視・侮辱している)
と認識してから使うべきです。
(そうでないと、インドの伝統を軽視・侮辱する日本の研究者のようになってしまいます。)

そして、大事なことは、
植民地時代に西欧人たちが遺したサンスクリット文献学書に頼らなくても、
というか、頼らない方が、
サンスクリットの文献を正しく学習・理解できます。

日本でも、正しいサンスクリットの知識が広まることを祈って。

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