映画やドラマでの俳優の喫煙シーンが、それを見た人々の喫煙を始めるきっかけとなっているという根拠から、90年代ごろからでしょうか、アメリカ映画やドラマからは喫煙シーンが消えていき、現在では喫煙シーンが含まれる映画は年齢制限が設けられているとか。
日本でもタバコのCMは自主規制され、映画やドラマでも喫煙シーンは減らされています。
アメリカではアルコール類のCMにもだいぶ前から規制があります。
スーパーで酒類を買っても、茶色い紙袋や黒いビニール袋に入れることが法律で決まっていて、ビールの缶やお酒の瓶をそのまま持って歩くのは違法です。
これはアメリカだけではなく、世界中の多くの国がそうだと思います。
カルフォルニアのレストランでは、屋外の席での酒類の提供が禁止されていました。
一方日本でのアルコールの広告や販売は野放しですよね。
規制と言えば、最近やっと自動販売機が消えてきて、店舗販売でも年齢確認くらいはするようになった程度です。
日本のテレビでは、昼間から有名俳優たちがアルコールをあおるシーンがいつくもひっきりなしに流されていて、子供やアルコール依存症の人々の目に入ることも全く考慮していません。
日本人としてかなりショックです。。ほんま引くわ。。こわ~って感じです。
イチローまでビールの宣伝に出ていて、これをアメリカの人が知ったら、彼のイメージは酷く損なわれるだろうな。。とビックリしたものです。
次から次へと流されるアルコールのコマーシャルを見続けさせられ、「お酒を飲むのは楽しいこと、気持ち良いこと、ソーシャルなこと、リラックス出来ること」というイメージが植え付けられていくのです。
お酒やドラッグを摂取して酩酊するとは、理性が失われる、つまり人間性が失われているtこいうことなのに、「有名人も、周りの人も、みんなが普通に飲んでいるものだから、決して悪いことなんかではない」というイメージが植え付けられます。
完全に洗脳です。
CMが無くても人間はお酒を飲んでいたという屁理屈をこねるお馬鹿さんもいそうですが、CMを減らしたらタバコやアルコールの消費量が減ったというデータもありますし、そもそもCMというもの自体が、消費量を上げるためのものですからね!
スワミジがいつも、アルコールを肯定しようとする人は、論理をいくらでも歪められると仰っているのは、こういうことです。
だから、ヴェーダーンタを勉強する人は、酒類やドラッグなどには近づくべきではありません。
また、お肉を喜んで食べるのも、CM洗脳から来ていると思います。
昔、「焼き肉」と聞くと目の色を変えて嬉々としている「普通の人々」を見るたびに、「目の色変えてテンション上がっちゃって、気色悪いなぁ。本当に自らお肉が好きな人なんてなかなかいないはずなのに。みんな洗脳されている」と、子供の頃からずっと思っていました。
ひもじい思いをして育った年代の方たちの憧れの価値観なのか、明治維新の西洋コンプレックスの影響か、なんだか知りませんが、CMや周りの大人から「お肉は美味しいものだ、ありがたく喜んで食え」という洗脳を受けているんだろうな~可哀想な人達だなぁ~って、物心ついたときからずっと思っていましたね、私は。
しかし今やもう21世紀。環境問題に関心のある若い人を中心に広がるヴィーガン・ブームのおかげで、(そうなんでしょーかね?何でもいいけど。)肉食は過去のものとなりつつあるような気がします。アルコールの消費も。
結局私が言いたいのは、酒類や肉類の広告も、タバコのそれと同様、あと10年ほどで消えて行くに違いない。私は強くそう願う!ということです。
またこんなことを言うと、「昔から人間は肉を食していた!」というオッサン達(特定の性別や年齢を指す意味ではなく、「昔の価値観からアップデートできない人」という意味です)が噛みついて来るんですよね。
私がベジタリアンの発信をすると、それに対して執拗に噛みついて来る人が、リシケシュで永いことヨガやインド哲学を教えている年配の男性だったり、ヨガやインド文化をやたら肉食文化に絡めて紹介したがる人も、やっぱり似たような感じだったりするんですよね。正直、気持ち悪いです。仏教系の年配の方も、アンチ・ベジの人が多いですね。。私が彼らと馴染む必要は全くもって無いですが、馴染めませんね。。
ノンベジはタマスなので、それらを食す人々を含め、近づかないに越したことは無いです。
まぁ、時代は流れているので、これからのポジティブな変化を私は後押ししていきたいし、最近の若い子たちにも期待しています。。