今日のラーマーヤナ原典のクラスで見ていた、वृक्ण という言葉の造り方ですが、分かりましたので報告。
まず、ओँव्रश्चूँ छेदने という第6グループに属するधातुのconjugationを見てみようと、自分が書いたLaghuの本を見てみて、そこでいろいろ見つかったものを組み合わせたら、OKでした。
クラスの中で「こうかな?」と言っていたこととほぼ同じですが、श्が後のच्を原因としたस्の産物であるとして扱われているというのが盲点だったということです。
व्रश्च् + क्त
व् ऋ अ श्च् + त 6.1.16 ग्रहिज्यावयिव्यधिवष्टिविचतिवृश्चतिपृच्छतिभृज्जतीनां ङिति च । ~ संप्रसारणम् किति
व् ऋ श्च् + त 6.1.108 संप्रसारनाच्च । ~ पूर्वः
The शकार in धातु being a product of श्चुत्व by 8.4.40 स्तोः श्चुना श्चुः।, it is असिद्ध for 8.2.29 स्कोः संयोगाद्योरन्ते च । ~ लोपः झलि. Thus स् is elided.
वृ च् + त 8.2.29 स्कोः संयोगाद्योरन्ते च । ~ लोपः झलि
वृ क् + त 8.2.30 चोः कुः । ~ झलि
वृ क् + न 8.2.45 ओदितश्च । ~ निष्ठातः नः
वृ क् + ण 8.4.2 अट्कुप्वाङ्नुम्व्ययायेऽपि ।
こういう楽しみを共有できる程度のサンスクリット文法を学べている学生って、日本や世界の大学にどのくらいいるんだろうか?と思います。。
この程度のサンスクリット文法さえ知らずに言語学について語る学者が溢れている世の中を見ていると、なんだかなって思います。
哲学や言語学を学ぶ若者に、もっとサンスクリット文法をたしなむという文化が浸透して欲しい。なんやったら私が教えに行く!