知っていましたか?世界の大豆生産量の90%は、家畜の飼料になっているそうです。
いつも私が意識向上に努めているのは『工業的』畜産・農業の問題です。未だに牧歌的な畜産・農業しか想定できず「もともと人間は動物性のものを摂取してきた」と言い出す呑気な人が意外と多いので。。
タンパク質を大豆で摂る人に対して、大豆生産の環境のインパクトを持ち出して批判する人がいますが、大豆をダイレクトに食べずに飼料にして肉食しているほうが、当たり前ですが、もっとヒムサーです。
私は、ビジネスの食い物にされている感じもするCO2排出規制よりも、私達の衣食住の中でも特に「食べ物」を見直し、生物多様性(バイオ・ダイヴァーシティー)を保護・復元することのほうが、もっとダイレクトに意味あるゴールを達成できると思っています。
「肉食を減らす」というのは、発明家や企業や政府に頼らなくても、今日のディナーから、誰でも、お金要らずで、実践できるのですから!
SDGsもいいですが、全世界で「この1年間で、肉と魚の消費を半分にしましょう」と掲げるだけで、大きな効果が得られると信じています。何よりも大きな効果は、人々の意識向上だと思います。人任せではなく、自分次第ですから。
こういうこと言うとすぐに、農家の人はどうなるの?という反論が来ますが、変化を拒んでいたら何も改善されませんし、このまま肉を食べ続け環境を食い潰して皆で滅びましょう、というのは賢明でないことは明らかですしね。
プラントベースへのシフトは、様々な業界の問題の風通しを良くするものだと思っています。