オンラインのクラスに出てくる、サンスクリットの語彙を、
ちょこっとまとめておきますね。
幸福の追求を目的として、世界と自分の本質を知るために、
ヴェーダをプラマーナとして受け入れている人達とその考えを、
アースティカ(आस्तिकाः [āstikāḥ])と呼ぶ、と学びましたね。
アースティカにも6種類あり、それらは一般的に、六派哲学として知られています。
同じアースティカでも、イーシュワラとは何か、モークシャとは何か、
において見解が違うことから、6つに分けられています。
1.サーンキャ学派(साङ्ख्य-दर्शन [sāṅkhya-darśana])
2.ヨーガ学派(योग-दर्शन [yoga-darśana])
3.ニャーヤ学派(न्याय-दर्शन [nyāya-darśana])
4.ヴァイシェーシカ学派(वैशेषिक-दर्शन [vaiśeṣika-darśana])
5.プールヴァ・ミーマームサー (पूर्व-मीमांसा [pūrva-mīmāṃsā])
6.ウッタラ・ミーマームサー(उत्तर-मीमांसा [uttara-mīmāṃsā])
ウッタラ・ミーマームサーが、私たちのいう「ヴェーダーンタ」であり、
本質はひとつ(アドヴァイタ)であり、それがあなたの本質、それがモークシャ、
というのが、ヴェーダ・ヴェーダーンタのターッパリヤ(結局言いたかったこと)
だとしているはウッタラ・ミーマームサーのみなので、
それ以外の5つは、同じアースティカでも、ドヴァイタということになります。
サーンキャとプールヴァ・ミーマームサーは、イーシュワラを認めておらず、
ヨーガ哲学を始めとするその他は、イーシュワラをニミッタ・カーラナ(知的原因、みんなが普通に考えている神様みたいなもの)として捉えています。
ここで覚えておくべきことは、
同じアースティカとして、同じヴェーダをプラマーナとしていても、
「モークシャとは何か」「イーシュワラとは何か」について、
様々な人たちが、様々に違った結論を持っている、
ということです。
いろんな人がウパニシャッドを引用して、
その人独自の哲学を展開している、
ということは、今に始まったことではありません。
「ヨガもヴェーダーンタも同じことを教えているんじゃなかったのですか!?」
と、よく聞かれますが、このような背景を理解していれば、
そのような混乱は生まれないはずです。
こちらも参考にしてください。
http://sanskrit-vocabulary.blogspot.jp/2015/06/questionphilosophy.html
ちょこっとまとめておきますね。
幸福の追求を目的として、世界と自分の本質を知るために、
ヴェーダをプラマーナとして受け入れている人達とその考えを、
アースティカ(आस्तिकाः [āstikāḥ])と呼ぶ、と学びましたね。
アースティカにも6種類あり、それらは一般的に、六派哲学として知られています。
同じアースティカでも、イーシュワラとは何か、モークシャとは何か、
において見解が違うことから、6つに分けられています。
1.サーンキャ学派(साङ्ख्य-दर्शन [sāṅkhya-darśana])
2.ヨーガ学派(योग-दर्शन [yoga-darśana])
3.ニャーヤ学派(न्याय-दर्शन [nyāya-darśana])
4.ヴァイシェーシカ学派(वैशेषिक-दर्शन [vaiśeṣika-darśana])
5.プールヴァ・ミーマームサー (पूर्व-मीमांसा [pūrva-mīmāṃsā])
6.ウッタラ・ミーマームサー(उत्तर-मीमांसा [uttara-mīmāṃsā])
ウッタラ・ミーマームサーが、私たちのいう「ヴェーダーンタ」であり、
本質はひとつ(アドヴァイタ)であり、それがあなたの本質、それがモークシャ、
というのが、ヴェーダ・ヴェーダーンタのターッパリヤ(結局言いたかったこと)
だとしているはウッタラ・ミーマームサーのみなので、
それ以外の5つは、同じアースティカでも、ドヴァイタということになります。
サーンキャとプールヴァ・ミーマームサーは、イーシュワラを認めておらず、
ヨーガ哲学を始めとするその他は、イーシュワラをニミッタ・カーラナ(知的原因、みんなが普通に考えている神様みたいなもの)として捉えています。
ここで覚えておくべきことは、
同じアースティカとして、同じヴェーダをプラマーナとしていても、
「モークシャとは何か」「イーシュワラとは何か」について、
様々な人たちが、様々に違った結論を持っている、
ということです。
いろんな人がウパニシャッドを引用して、
その人独自の哲学を展開している、
ということは、今に始まったことではありません。
「ヨガもヴェーダーンタも同じことを教えているんじゃなかったのですか!?」
と、よく聞かれますが、このような背景を理解していれば、
そのような混乱は生まれないはずです。
こちらも参考にしてください。
http://sanskrit-vocabulary.blogspot.jp/2015/06/questionphilosophy.html