相対的な世界の中で、絶対を求めること自体が間違っているだけなのに、
何かにつけ、「正解なんてない」「真実など絶対に無い」と決めつける近頃の風潮、
思考停止を促進するだけで、良くないと思います。。
まぁ、そういうような言葉を借りて、人楽な方に流れたがる自然な傾向に任せて、
ムズカシイ考え事や、自分の考えに自分が責任を持つことから逃げたいだけなのだと思いますが。
自分の人生の意味に関して、
自分の選ぶべき行いに関して、
この諸行無常の世界を動かし、支えている存在について、
人間に与えられた思考力という特権を行使して、
このような問いに果敢に立ち向かって行くべきところで、
「正解なんてない」「真実など絶対に無い」といった言葉に流されてしまって、
すぐに考えることを止めてしまうのは、非常に勿体ない話です。。
さらに残念なのは、自分が思考停止に陥るだけにとどまらず、
哲学的思考に挑戦しようとする人、考える人、発言する人に対して
「正解なんてない」「真実など絶対に無い」という言葉が、
自由に考え発言することを戒め、蔑み、牽制しようとする圧力になっていることです。
「私はこれが正しいと思う」「私はこれは間違っていると思う」と発言しようものなら、
「決めつけだ!」「押し付けだ!」
「正解なんて無いんだから、これが正しいなんて、言っちゃダメ!」
「真実なんて無いんだから、真実を探ろうとするなんて、馬鹿のすることだ!」
と圧力をかけて、自由な思考と言論を封鎖しようとすることが、
現代の「ポリコレ」「常識」となってしまっているようです。
せっかく自由に考えられる知性を持つ人間として生まれてきたのだから、
そんな「現代の常識」という圧力に負けずに、
世界中の多くの人に、人間であることの特権を最大に行使して、
自分の知性に正直に、考えることに挑戦して欲しいと願います。。
ヴェーダの伝統文化は、人間として完全に自由に、恐れずに、考え、
考え抜けるようにできる環境を提供しています。
是非、今回人間として生きているうちに、ご活用ください。。
ヴェーダの伝統文化では、人間として生きているということは、
とてつもなく貴重なことだと言われている所以です。。
ガンガーと朝焼け |