「Kamala Harris (カマラ・ハリス)」と表記されますが、女性なので、「カマラー」という名前のはずです。
「カマラー」 とは、蓮を持つ者(女性)、富を司るラクシュミーの別名です。
ちなみに、カマラさんのお母様はインドのタミルナドゥ州の州都チェンナイのご出身だそうです。
名前の作り方を、サンスクリット語文法に沿って、スートラと共に紹介しますね。
カマラ(蓮)を持つ者:
名詞から派生して名詞の原形を作る、taddhitaと呼ばれるタイプの接尾辞を付加します。
kamala + a(持つ者を表す接尾辞)ですが、kamalaの最後のaが落ちて、結局形は同じkamalaになりますが、意味は「カマラを持つ者」に変わっています。
कमलम् अस्य अस्ति इति कमलः
कमल + अच् 5.2.127 अर्शआदिघ्योऽच् । ~ तदस्यास्त्यस्मिन्निति
कमल 6.4.148 यस्येति च । ~ भस्य तद्धिते लोपः
そしてkamalaに女性形の名詞を作るāが足されて、母音のサンディが起きて、kamalāとなります。
कमल + टाप् 4.1.4 अजाद्यतष्टाप् । ~ स्त्रियाम् प्रातिपदिकात्
कमला 6.1.101 अकः सवर्णे दीर्घः । ~ संहितायाम् पूर्वपरयोः एकः
リンクは数年前に書いた、カマラについての投稿です。
http://sanskrit-vocabulary.blogspot.com/2014/04/kamalam.html