そもそも事の発端は、
日本で幸せな酪農♪と自然に放牧してグラスフェッドで育てている農家さんも、
やっぱり雄牛が生まれたら、ある程度はお母さんと一緒に過ごさせるものの、
その後は食肉用に売り出してしまうという事実を知って、
他の人達はどうしているのだろう?
どういう風にするのが良いか、考える材料として、
もっといろいろ見てみないと。
と思ったことから始まります。
そう思ったその日に、食堂の張り紙の中で目に留まったのは、
滞在中のアシュラムから車で20分ほどの、
名前からしてインド人が運営している牛の為のサンクチュアリ。
サンクチュアリとは、屠殺や不適切な環境を逃れた動物たちが、
安全に過ごせる場所。
さっそくアシュラムの人に頼んで、次の日に訪問できることにしてもらいました。
車の運転はアシュラムの職員さんがしてくれることになっていたのだけど、
急遽、たまたま前日からアシュラムを訪問していた、
インドでの同級生だった獣医さんが運転してくれることになりました。
アメリカの獣医さんで、動物には優しくヴィーガンを推進している彼女曰く、
雄牛なんて生きている価値が無いから、殺すしかないのは当たり前。
だから、そもそも生ませないようにするために、私たちがミルクを飲むのを辞めれば、
牛も無駄に妊娠させられなくて済む、ということでした。
考えさせられるなぁ。。
サンクチュアリの道のりに行くように勧められたテンプルで、
車で上がって行った奥の方に、偶然にも、牛舎があることを発見。
その牛舎を見ていたら、また偶然にも、
テンプルの職員(インド人祭司)がやってきて、
牛舎の運営について、いろいろ聞かせてくれました。
やっぱり、毎日ミルクを調達しようと思えば、どうしても、年に1頭の仔牛を生ませないといけない、ということになる。
きちんとしたテンプルなので、
ミルクのために牛を殺すことがあってはならないということで、
生まれてきた仔牛は、近くのサンクチュアリにご進呈、ということになる。。
考えさせられるなぁ。。
そして、やっと念願のサンクチュアリにやって来て、
いろいろ見学したり、お話を聞いたりすることが出来ました。
牛達は繁殖も搾乳もない「ドライ」な状態で、
特に何を生産するわけでもなく、ダラダラ生きています。
こういう生き方をサポートしてあげられるのが、人間の特権です。
何も生産しないと書きましたが、牛糞は、乾燥させて儀式に使ったり、
肥料や除虫、建設、石鹸などにも使えます。
日本でも、農地を除草したり肥沃にしたりする目的で、
屠殺から救われた牛を引き取って育てる農法が確立されないかな、、
と考えています。
運営者の牛に対する献身的な努力に感動しましたが、
人手不足な状況に、やっぱりいろいろ考えさせられました。
インドの伝統で牛を飼うというのは、
同じ敷地に住んで家族同様に暮らし、
ミルクを出さなくなっても死ぬまで面倒を見るし、
雄牛も農地で利用される。
現代の日本やアメリカの感覚では全く想像もつかない感覚で、
人間が牛達と接しているので、ここで文章にはし尽せないけど、
同じことを現代の日本やアメリカでしよう、という人間がまずいない、
というのは現実でしょう。。。
だから、アヒムサーやヴェーダの価値観に矛盾なく、
牛とどう付き合っていくのか、状況に合わせて、考えるしかない。
ヴェーダは、自分の頭で考えることを推奨する聖典です。
この点で、他の多くの宗教の聖典の教えとは正反対に異なります。
「神が言われたことなのだから、ごちゃごちゃ考えずに、
言われた通りに従うべき」という盲目的な信仰ではなく、
「神は私達に脳みそを与えたのだから、正しく使うべき」という態度です。
空港までの帰路でも、車で送ってくれた生徒さんが、
牛の世話を3年ほどしていて、農業にも詳しい人だったり、
その人のジョーティシュの先生が、これまた獣医だったり、
と、酪農についての話を、1時間半の空港までの道中で、
いろいろ聞くことが出来ました。
話はそれますが、、
彼女は心理・精神を専門とする医者(英語でも日本語でも何と言うか忘れました)を
25年もしていて、医学的に人間の心理を理解する限界を感じていたけれども、
ジョーティシュを学び始めから、それが人間の心理について理解するための有効な手段であると気付いたそうです。へぇーそうなんだ、という感じです。
ミルクを出すためには牛を妊娠させなければならないそうですが、
自然受精は雄雌どちらにとってもケガなどのリスクなどがあるそうで、
人口受精がより確実なのだそうですが、それはそれで、
なぜか、どうしても、雄の仔牛ばかりが生まれてくるそうです。。
これからは、もっと乳製品の消費を控え、
同時に、日本と世界全体の罪滅ぼしとして、サンクチュアリの運営や、
牛の糞を活かす方法、牛と共にある農業などについて、提案・支援できるよう、
情報収集を進めて行きたいと決心を固めました。。。
日本で幸せな酪農♪と自然に放牧してグラスフェッドで育てている農家さんも、
やっぱり雄牛が生まれたら、ある程度はお母さんと一緒に過ごさせるものの、
その後は食肉用に売り出してしまうという事実を知って、
他の人達はどうしているのだろう?
どういう風にするのが良いか、考える材料として、
もっといろいろ見てみないと。
と思ったことから始まります。
そう思ったその日に、食堂の張り紙の中で目に留まったのは、
滞在中のアシュラムから車で20分ほどの、
名前からしてインド人が運営している牛の為のサンクチュアリ。
サンクチュアリとは、屠殺や不適切な環境を逃れた動物たちが、
安全に過ごせる場所。
さっそくアシュラムの人に頼んで、次の日に訪問できることにしてもらいました。
車の運転はアシュラムの職員さんがしてくれることになっていたのだけど、
急遽、たまたま前日からアシュラムを訪問していた、
インドでの同級生だった獣医さんが運転してくれることになりました。
アメリカの獣医さんで、動物には優しくヴィーガンを推進している彼女曰く、
雄牛なんて生きている価値が無いから、殺すしかないのは当たり前。
だから、そもそも生ませないようにするために、私たちがミルクを飲むのを辞めれば、
牛も無駄に妊娠させられなくて済む、ということでした。
考えさせられるなぁ。。
サンクチュアリの道のりに行くように勧められたテンプルで、
車で上がって行った奥の方に、偶然にも、牛舎があることを発見。
その牛舎を見ていたら、また偶然にも、
テンプルの職員(インド人祭司)がやってきて、
牛舎の運営について、いろいろ聞かせてくれました。
やっぱり、毎日ミルクを調達しようと思えば、どうしても、年に1頭の仔牛を生ませないといけない、ということになる。
きちんとしたテンプルなので、
ミルクのために牛を殺すことがあってはならないということで、
生まれてきた仔牛は、近くのサンクチュアリにご進呈、ということになる。。
考えさせられるなぁ。。
そして、やっと念願のサンクチュアリにやって来て、
いろいろ見学したり、お話を聞いたりすることが出来ました。
牛達は繁殖も搾乳もない「ドライ」な状態で、
特に何を生産するわけでもなく、ダラダラ生きています。
こういう生き方をサポートしてあげられるのが、人間の特権です。
何も生産しないと書きましたが、牛糞は、乾燥させて儀式に使ったり、
肥料や除虫、建設、石鹸などにも使えます。
日本でも、農地を除草したり肥沃にしたりする目的で、
屠殺から救われた牛を引き取って育てる農法が確立されないかな、、
と考えています。
運営者の牛に対する献身的な努力に感動しましたが、
人手不足な状況に、やっぱりいろいろ考えさせられました。
インドの伝統で牛を飼うというのは、
同じ敷地に住んで家族同様に暮らし、
ミルクを出さなくなっても死ぬまで面倒を見るし、
雄牛も農地で利用される。
現代の日本やアメリカの感覚では全く想像もつかない感覚で、
人間が牛達と接しているので、ここで文章にはし尽せないけど、
同じことを現代の日本やアメリカでしよう、という人間がまずいない、
というのは現実でしょう。。。
だから、アヒムサーやヴェーダの価値観に矛盾なく、
牛とどう付き合っていくのか、状況に合わせて、考えるしかない。
ヴェーダは、自分の頭で考えることを推奨する聖典です。
この点で、他の多くの宗教の聖典の教えとは正反対に異なります。
「神が言われたことなのだから、ごちゃごちゃ考えずに、
言われた通りに従うべき」という盲目的な信仰ではなく、
「神は私達に脳みそを与えたのだから、正しく使うべき」という態度です。
空港までの帰路でも、車で送ってくれた生徒さんが、
牛の世話を3年ほどしていて、農業にも詳しい人だったり、
その人のジョーティシュの先生が、これまた獣医だったり、
と、酪農についての話を、1時間半の空港までの道中で、
いろいろ聞くことが出来ました。
話はそれますが、、
彼女は心理・精神を専門とする医者(英語でも日本語でも何と言うか忘れました)を
25年もしていて、医学的に人間の心理を理解する限界を感じていたけれども、
ジョーティシュを学び始めから、それが人間の心理について理解するための有効な手段であると気付いたそうです。へぇーそうなんだ、という感じです。
ミルクを出すためには牛を妊娠させなければならないそうですが、
自然受精は雄雌どちらにとってもケガなどのリスクなどがあるそうで、
人口受精がより確実なのだそうですが、それはそれで、
なぜか、どうしても、雄の仔牛ばかりが生まれてくるそうです。。
これからは、もっと乳製品の消費を控え、
同時に、日本と世界全体の罪滅ぼしとして、サンクチュアリの運営や、
牛の糞を活かす方法、牛と共にある農業などについて、提案・支援できるよう、
情報収集を進めて行きたいと決心を固めました。。。