自由意志について

呼吸、食べること、祈り、、

これらの行為は、

自由意志とは何なのかが、とても分かり易い行為です。

セーラースブルグのアシュラムの散歩道です

人間は、
何を食べるか、
何を最優先事項とするか、
何を話すのか、
聞く人の役に立つことだけを話すようにするかどうか、
自分で選ぶことができます。
その人の行動の選択が、その人の人間らしさを表しています。  

ヴェーダは「自由選択の出来る生き物」を人間と呼んでいます。

感覚的快楽や恐怖によるプレッシャーによって、
選択の余地を見る視野が狭くなったり、
自分や周りを傷つけると分かっていても辞められない、
というように、自分の行動が決定されている人は、 
人間らしいとは言えません。
人間の特権である自由意志が使われていないからです。

自分の行動において、
選択の余地がある場合、
それらの選択を全て見渡し、
自分の価値観に照らし合わせて、
自分の行動を選択できる、という可能性を、人間は持たされています。

自分が見ている自分が、満たされているとき、

自分が状況よりも大きな存在として、自分を認識できているとき、

そのようなときにしか、人間は人間らしい選択が出来ません。

では、どのようにしたら、自分を満たされている自分として見ることがきるのか？

感覚的快楽や恐怖によるプレッシャーではなく、

敢えて、人間らしい選択を、意思を使って選び取ることによってです。

これがギーターで教えられているカルマヨーガです。

決してアシュラムなどでされるタダ働きのことではありません！