日本に来て教えることになった当初、面喰ったこと:
教える場所として、ヨガ教室だけをピックアップして紹介されたり、
「いくつのヨガ教室で教えられているのですか?」 と質問されたこと。
えっ!?とショックで絶句してしまいました。
残念ながら日本では、ヴェーダーンタはヨガ教室で教えるもの、という
間違った固定観念が広がっているようです。ほんと、これは良くない。
確かに、現在の日本でのオーディエンスはヨガ関係の人が多いですが、
だからと言って、ヨガ教室に通っている人だけが勉強するもの、
という勘違いが広まってもらっては、それは真実にそぐわない事だから、良くない。
インドでは、個人宅や、寺院、公共のホール、
企業や大学でも、普通に生きている老若男女が集まって、
悠久の教えに耳を傾け、普遍的な問題を見出し、
普遍的な答えを知り、それについて熟考する。。
という慣習が人間の歴史の中でずっと続けられています。
実際、ヨガをやっている人なんて殆どいないですよ。
みんな、普通の会社員や主婦、医者や技術者です。
日本でもそういう風に、もっと一般に向けて発信できるようになり、
正しい思考を出来る人が集まって、
本当の豊かさ、本当の成功とは何かについて、
考え直し、見つける機会が増えるといいですね。
そういった意味でも、ヴェーダーンタが、特有の習い事をしている人だけのもの、
という変な固定概念は、早く払拭したいものです。。。