新年の朝、初めて目を開けたとき、
一番吉兆なもの見て、一年を始めるのが吉兆とされています。
では、新年の一番最初に、自分の目に映すのにふさわしい、
この世で一番吉兆なものは何でしょうか?
そう、それは、自分自身です。
ヴェーダーンタの教えそのものですね。
タミルの家庭では、ヴィシュの日の朝早く、布団から目をつむったまま出て、
お母さんやお姉さんに手を引いてもらい、
鏡の前で目を開けて、一番吉兆である自分自身の姿を拝んで新年を迎えるのです。
子供の頃から、このような自己認識や世界観が持てる文化は素晴らしいですね。
ヴィシュの祭壇には、一番吉兆な自分を見る為の鏡がまず一番に目に入ります。ダクシナームールティも鏡の方に向かっていますね。
今年のタミル・パンチャーンガ(カレンダー)九種類の穀物、花々、野菜と果物など、新年を祝う吉兆なアイテムが勢ぞろいです。
プージャ・スワミジの近くでずっとセーヴァーをしていた若いスワミジが、アシュラムを訪れる人ひとりひとりに、Blessingと共にコインと甘いものを渡します。