ウパニシャッドの初回クラスを終えて。

飯能（６月からは墨田区）でのウパニシャッド＆パーニニ・クラスの初回を、
主催者の方を始め、皆さんのあたたかいご協力のもと、無事に終えました。

１・４限目が、ヴェーダーンタ（ムンダカ・ウパニシャッド）のクラス、
お昼を挟んだ２・３限目が、パーニニ文法のクラスです。

この時間割で２日連続だと、とてもスムーズに前進できますね。
これが７回続くわけですから、かなり本格的に勉強できます。

ウパニシャッドもパーニニも、原典を直接読み上げながら、
伝統の手法に沿いながら、じっくり深く解説していく、という進め方をしています。
日本に居ながらにして、こんなに濃い時間を多くの人と過ごせるのは、
本当に有難いことです。गुरुभ्यो नमः । देवेभ्यो नमः । ईश्वराय नमः ।....

クラスではこのテキストに沿って勉強を進めています。

ちなみに、こちらのクラスはデーヴァナーガリー文字を使って進めています。
インドに居ると当たり前の事で、ローマ字の方が不便に感じるのですが、
日本に来るとやっぱり文字ごときがハードルになってしまう。
日本でもデーヴァナーガリーを普通に読み書き出来る生徒さんが増えてきましたが、
今回のクラスでは半分近くの人が、頑張りながらついてきてくれたという感じで、
クラスの間中、板書はデーヴァナーガリーでするものの、
ずーっと心の中から「頑張って着いてきて！」とエールを送っておりました。


ウパニシャッドのクラスでは、きちんと伝統に沿って、
ヴェーダとウパニシャッドのअनुबन्धचतुष्टयの比較、
उपनिषद्という言葉の意味、शान्तिपाठ、そしてसम्बन्धभाष्यを一語一語解説しながら、
全体の本意を丁寧に見ていきました。

パーニニのクラスは、येनाक्षर...のシュローカの意味からパーニニを紹介し、
माहेश्वरसूत्राणि、そしてअष्टाध्यायीの中でも主にसंहितायाम्の セクションにおいて、
सूत्रपाठの理解のしかた、सूत्रの種類、解析法などを学びました。

このように、本格的にウパニシャッドの勉強をしていくことを通して、
プージャスワミジから直接教わったクラスを復習しながら、
理解を深めていく過程を、日本の多くの皆さんと共有できるのは、
本当に有難いことです。。

オンラインのクラスではもう何年もバーシヤを読んでいますが、
実際のクラスで読むのは今回初めてでした。
このように勉強できる機会に恵まれ続けますように。。