2018年3月14日水曜日

カーラカ(行動の要因)について

 
誰が、何を、誰に、何を以て、何の為に、捧げているのか?(Bhagavadgita 4-24を参照のこと)
 
カーラカは、どの言語にも依存しない、
言語化される前の言語のようなものです。
ヴェーダーンタ、サンスクリット語の正しい理解に必要不可欠ですが、
あらゆる言語を学ぶ人、ひいては言語を使って考えている人(それを人間と呼ぶことも出来ますが)にとっても、
思考を明瞭にするのに役立ちます。

混乱し切った思考が暴走してどうにもならない人々にとっては、
「思考ストップ」の技法は心休まるものかもしれませんが、
それは対処療法にしかすぎません。

問題の無いところに、問題を見ている。それが混乱した思考。
問題の無いところに、問題の無さを見ている。それが明瞭な思考。

混乱した思考に必要なのは、思考ストップですか?
それとも混乱を解くことですか?