2017年10月28日土曜日

「ヴェーダの伝統文化とは何か」を知らずして、本当のインドは知り得ない


日本の情報を読んでいて、つくづく感じるのは、「混乱した価値基準」ですね。
 
今住んでいるインドの片田舎では、近くで出来た野菜や穀物を、

その日食べる分だけ料理して食べて、「普通に」暮らしているだけです。
日本のような「先進国」が、多量の薬品・石油・水・電気・土地などを使って、
多量の廃棄物を出して、食品を生産・加工・梱包・輸送しまくって、
「そうしなきゃ、美味しくない、楽しくない、生きていけない」と信じて、
環境も自分達も破壊する食生活を続けているのは、
私にとっては奇妙にしか見えません。
 
そもそも環境について考えなければならないというのは、

人間によって環境の持続性が失われている結果であり、
それは人間の混乱した価値観を表しています。
 
インド人が何も考えずに続けている伝統的な生活は、

ヴェーダの「アヒムサー」の価値観が根っこにありますから、
普通にしているだけで、環境にも自己の精神的な成長にも役立つように出来ています

しかし、西側の宗教・体制の影響によるCMや映画などのメディアを通した意識操作によって、

ノンベジの消費は急速的に増えているのは、目に見えて明らかですね。
インド人のインド離れは破壊的に広がっています。
 
「ヴェーダの伝統文化とは何か」を知っていなかったら、

現代のインドを見ても、何が本物のインド文化で、何が歪められたものなのか、
インド人にすら理解されていないのが、現在のインドの状況です。